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大学紹介

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日本からアジアに展開する廃棄物系バイオマス利活用による3R定着に関する研究

(研究期間:平成23年4月~平成26年3月)※現在は終了しています

私たちが直面している深刻な地球温暖化問題克服のために、低炭素社会の構築が求められている一方で、3Rの促進により限りある資源を効率的に活用する循環型社会の構築も必須で、両者のバランスのとれた社会システムへの転換が必要です。そのためには、私たち一人ひとりが身近に出来る事をしながら低炭素型・循環型の生活様式に変えていく研究と、アジアや世界という広い視点で関係者の連携強化に係る人を増やしてエコライフを地域に浸透させること及びこれからの経験を他の地域や世界(特にアジア)に展開し、3Rを日本、アジアに定着させることを目的としています。これは平成20年度から22年度にかけて行ってきた「廃棄物系バイオマス(廃食用油)の利活用を核とした低炭素循環型社会の構築に関する研究」をより広域に展開するための方策と位置づけ、①地域に密着したバイオマス循環システムの構築、②バイオマス利活用促進処方箋の作成、③アジア諸国で取り組むべきバイオマス利活用プロジェクトの提案、④利活用促進のための技術、経済、社会的手法の開発を目標としています。

スクールバス

研究方法

1. 鳥取市内の各家庭で発生する廃食用油(年間220トン)の効率的回収のための情報発信
2. バイオ・ディーゼル燃料(BDF)の利用者と利用用途を開拓し、地域の産業と生活文化に密着したバイオマス循環システムを構築
3. バイオマスタウンで取り組まれているバイオマスの利活用の施策などの特徴を診断し、利活用促進のための処方箋を作成
4. アジア諸国でバイオマスの利活用を促進するためのプロジェクト提案書を発表
5. GISを援用した収集運搬の効率を高める技術手法の開発
6. バイオマス燃料利活用支援政策について先進事例を収集し、利活用促進のための経済的手法を提案
7. 収集におけるボランティア活動の組み込み、リサイクル製品に対する付加価値の付与などの社会的手法を開発