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COC事業【麒麟の知(地)による学生教育プログラムの開発・展開】

事業概要

事業の概要について紹介いたします。

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本学は、文部科学省から平成27年度「地(知)の拠点(COC)」大学としての認定を受けました。「COC」とは、「Center of Community」の略で、教育改革を通じて、地域を志向した教育・研究・社会貢献活動に全学的に取り組む大学を認定します。今回認定されたCOC事業のタイトルは、「麒麟の知(地)による学生教育プログラムの開発・展開」です。これは、今回新たに定義した麒麟地域(※1)の「在来知(※2)」と現在の課題を、大学の提供するさまざまな座学などを学習し、地域と連携した教育カリキュラムによる実体験を通じて学生自らが発掘することにより、学生自らがそれらの在来知の深い認識を得るとともに地域課題の解決を目指すものです。そのための「在来知」に触れる講座や地域課題を考える地域連携型プロジェクトを学生が履修する過程で、学生と鳥取とのつながりを深めるとともに、鳥取への愛着を醸成し、鳥取で活躍できる人材を育成していきます。

本学では従来から、本学が地域連携の協議・情報収集の場として設置している「とっとり麒麟地域活性化プラットフォーム(※3)」の構成団体と連携して、教育・研究活動や学生の地域貢献活動の支援に精力的に取り組んできました。平成26年6月には鳥取駅前に「まちなかキャンパス」を開設し、地域や住民の方との接点として各種イベント開催や学生の研究活動拠点として活用してきました。今後、本学は、COC大学として、従来の教育・研究・地域連携活動をさらに強化・推進するようにカリキュラムの見直しや改良を継続していきます。
また、鳥取大学を中心に「オール鳥取」で申請していました文部科学省の「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」も採択されました。本学は「参加校」として参画しており、今年度から平成31年度までを事業期間として、近隣自治体や経済団体等と連携し、本学卒業生の鳥取県への定着促進などを含む地方創生推進事業に取り組んでいきます。
※1:麒麟地域
鳥取県東部地域と兵庫県の新温泉町を含む地域一帯。従来から一体的な生活圏をなしており、「麒麟獅子舞」など独自の文化を共有・伝承してきたことから、「在来知」を共有するこの地域を「麒麟地域」として設定。
※2:在来知
域に固有の自然環境に根差した、長く伝わる文化、社会、経済、技術、暮らし方などの根底に流れる独自の知を意味する。
※3:とっとり麒麟地域活性化プラットフォーム
自治体(鳥取県、鳥取市、岩美町、若桜町、智頭町、八頭町、新温泉町)、協同組合及び経済団体等、本学がより一層連携を深め、一体となって地域の活性化及び発展を図るために平成26年6月に設置。

1.コンセプト
2.教育プログラムと人材(財)育成