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COC事業【麒麟の知(地)による学生教育プログラムの開発・展開】

事業責任者挨拶

事業責任者挨拶です。

個々の地域には固有の自然や歴史、そしてそれらを基とした伝統や文化、産業、人の暮らし(社会)があります。それらはその地域の“場所”に伴うものであり、したがって唯一無二のものといえます。鳥取には鳥取固有の地理的条件があり、人々はこの地で暮らすための様々な知恵を発達させてきました。その知恵も時代や技術の進歩などと共に変化せざるを得ません。この「場所に結びつき変化する様々な知恵」を“在来知”と定義し、大学のもつアカデミックな知(専門知)からみた鳥取県、特に東部地域(麒麟獅子を伝統として残す麒麟地域)の“在来知”を、大学教育の教材とするのがこのCOC事業です。日本、いや世界各地から鳥取のこの地に集い、学んでいる本学の学生たちは、この地の在来知、つまり“麒麟の知”を深く学ぶことになります。この学びには地域社会との連携が欠かせません。そしてこのカリキュラムを経て、鳥取に愛着を持ち、鳥取の地を人生の舞台として考えてくれる学生が一人でも多く出てくれれば、鳥取県の活性化にもつながるのではと考えています。
センター長写真
センター長 吉永郁生 教授
[ Profile ]
京都大学卒業、同大学大学院農学研究科博士後期課程水産学専攻を経て、1990年5月京都大学農学部助手に就任。1991年5月京都大学農学博士学位取得。1996年9月から1997年7月まで、文部省在外研究員としてアメリカ合衆国オレゴン州立大学に留学。帰国後、京都大学大学院農学研究科助教を経て、2013年4月鳥取環境大学環境学部教授、2016年4月公立鳥取環境大学地域イノベーション研究センター長に就任。