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TUESレポート

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浅川研究室が報告書『雲州平田 木綿街道の町家と町並み』を刊行しました

本学 環境学部 浅川滋男教授の研究室が、報告書『雲州平田 木綿街道の町家と町並み』を刊行しました。
この報告書は、清水 拓生さんの修士論文『「塗家造」町家の建築年代に関する基礎的考察  ―雲州平田のケーススタディー―』と、仲佐 望さんの卒業論文『雲州平田「木綿街道」の町並みと築地松の景観保全計画  ―伝統的建造物群と文化的景観の制度的融合をめざして― 』を複合させ、さらに浅川教授が全体を調整し加筆して編集したもの。
それぞれ、2012年度に木綿街道振興会がいづも財団に申請した「雲州平田『木綿街道』の町家と町並み調査および調査報告書の刊行事業」、および2011年~2012年度に木綿街道振興会から委託された「出雲市平田木綿街道とその周辺エリアの伝統的建造物群に関する研究」として、出雲市平田町の木綿街道における当研究室の研究活動の成果をまとめています。
今年4月で結成10周年を迎える木綿街道振興会は、先日も「地域の歴史を深く認識し、まち全体で盛り上げながら生きたまちづくりが実現されている」と評価され、第9回住まいのまちなみコンクールにおいて最優秀賞「国土交通大臣賞」を授賞するなど、住民主導の保全活動に力を入れている地域。美しい町家と町並みに触れるこの報告書をぜひ手に取りご覧いただくとともに、木綿街道にも訪れてみてはいかがでしょうか。
報告書を入手ご希望の方は、以下のアドレスまでご連絡ください。
hozonshufuk@kankyo-u.ac.jp

 

報告書『雲州平田 木綿街道の町屋と町並み』  
  雲州平田 木綿街道の町家と町並み
目次/例言
     

         
第Ⅰ部   「塗家造」の町家とその建築年代
  第1章 雲州平田の町家と「塗家造」
  第2章 石橋両家の建築年代に関する検討
  第3章 建築年代と文化財的価値
     
第Ⅱ部   木綿街道の町並みと出雲平野の築地松
  第4章 木綿街道の町並み景観と歴史的環境
  第5章 生活空間としての木綿街道
  第6章 出雲平野の散居村と築地松の景観
     
第Ⅲ部   伝統的建造物群と文化的景観
  第7章 伝統的建造物群としての木綿街道
  第8章 生活空間としての木綿街道
     
  おわりに-市町村合併に伴う文化財の地域課題を超えて
       
  参考文献
  図版 1. 町家実測図 2. 木綿街道町並み・川並み連続立面図
      3. 町家等修景図 4. 小路の実測図
      5. 築地松農家の実測図
         
  付録 1.本文巻末付録(シンポ2012PD記録)
      2.CDR付録(町家データベース・放射性炭素年代レポート)

 
関連リンク
シンポジウム「雲州平田『木綿街道』の町並み保全にむけて-現状と課題-」が開催されました
(TUESレポート 2012.3.8掲載)

本学大学院 環境情報学研究科 環境情報学専攻 修士論文・作品発表会を開催しました
(TUESレポート 2013.2.22掲載)

木綿街道振興会ホームページ(木綿街道について詳しくはこちらから)