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TUESレポート

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本学大学院 環境情報学研究科 環境情報学専攻 修士論文・作品発表会を開催しました

平成25年2月19日(火) 本学大学院修士論文・作品発表会を開催しました。本学の環境情報学研究科環境情報学専攻には3つの領域があり、本年度は、社会環境学領域 1名、情報システム領域 2名、環境デザイン領域 2名、全員で5名の学生が、学びの成果を発表しました。
その中の一人、環境デザイン領域 清水 拓生さんは、『「塗家造」町家の建築年代に関する基礎的考察  -雲州平田のケーススタディ-』と題し、3年間かけて取り組んできた出雲市平田町・木綿街道に建つ大型町家の建築年代に関する考察を発表。様々な資料に加え、建築部材のAMS法放射性炭素年代測定(ウィグルマッチング)を取り入れ多面的に分析し、建築年代を明らかにすることによって、建物の文化財保全のみならず、町並み保全につながることを願っていると発表を終えました。
現地からも「木綿街道振興会」の來間 久(くるまひさし)氏をはじめ3名の方が駆けつけてくださり、発表後、來間氏からは感謝の言葉を頂戴しました。研究だけでなく人や地域とのつながりも深めた研究期間だったようです。
本学1期生でもある清水さん。大学院は長期履修制度を利用し3年間かけて修了しました。発表を終え、清水さんは「職務と学業との両立は平坦な道のりではありませんでしたが 、周囲の方々のご理解と支援に助けられこの日を迎えられたのは、一重に協力していただいたみなさま、そして最後の最後までご指導いただいた浅川教授のおかげです。これからも、木綿街道とのご縁を大切に育んでいきたいです。」と感想と抱負を述べました。

大学院修士論文発表会

修士論文一覧
領域 氏名 題目
社会環境学領域 高橋 竜弥 アサガオを用いたグリーンカーテンの環境緩和機能に関する植物生理学評価
情報システム領域 小山 将人 時刻依存最短経路問題の有向グラフの様相代数的表現
松本 美紗貴 Live E!システムを活用した小学生向け気象学習支援システムの構築
環境デザイン領域 清水 拓生 「塗家造」町家の建築年代に関する基礎的考察  -雲州平田のケーススタディ-
西村 裕子 現代住宅のリビングルーム-その多様性からみたデザインの傾向と類型-