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TUESレポート

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「ペンタゴン・リポート」-軍事衝突すらある環境破壊の帰結-

平成16年9月3日 環境関係の学者の間で「ペンタゴン・リポート」と呼ばれている文献「急激な気候変動シナリオとその合衆国の国家安全保障への含意」は個人論文として2003年10月に発表されましたが、アメリカ国防総省に近い筋が作成したものではないかと推測されています。鳥取環境大学では、加藤学長が中心となって全文約20ページを翻訳しました。地球の気象の1万5千年にもわたる長期的な歴史を下敷きに、地球温暖化が海水の淡水化を引き起こし、その影響による海流の変化が、地球の局地的な寒冷化をもたらすと指摘。それと同時に、食糧問題を含めて全世界的なシナリオを描き出して、環境難民に対する大規模な軍事的な対処が21世紀に起こると予測しています。その概要が紹介されました。(産経新聞)