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TUESレポート

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経営学部 連ゼミが台湾でフィールドワークと研究成果発表を行いました

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私たち経営学部連ゼミの3年生5人は、9月21日から26日に台湾を訪れ、自転車文化探索館と 大渓老茶廠ダーシーラオチャチャンでのフィールドワークや、元智げんち大学と淡江たんこう大学での研究成果発表を行いました。

2日目からフィールドワークを開始し、台湾の自転車製造企業である「GIANT」が手掛ける自転車文化探索館を訪問しました。自転車の誕生から世界への伝播の過程や台湾における発展の歴史、自転車自体の仕組み、現代の競技シーンで使われているロードバイクの材質や特徴などを学びました。加えて、VRゴーグルを用いてロードバイクに乗る体験もでき、実際に選手の気分になりながら楽しく見学ができました。

3日目に訪れた大渓老茶廠では、台湾のお茶づくりの過去と現在、未来の姿を見ることができました。特に製茶エリアでは季節の都合上、実際に製茶を行っているところを見ることはできませんでしたが、現在も使われている70年以上の歴史を持つ機械が動いているところを視察することができました。

4日目と5日目は、元智大学、淡江大学で日本語を学ぶ学生に向けて、3年ゼミメンバー6人の研究成果である「日本の若者言葉の変化と社会全般に与える印象」を発表しました。台湾の学生たちは私たちの研究に興味を持ち、台湾の若者言葉についての問いかけに積極的に応えてくれました。

元智大学では成田空港で各種サービスを行う「空港ターミナルサービス株式会社」の会社説明会にも参加し、日本企業の海外からの採用状況や、台湾の学生が日本企業や日本で働くことに対してどのように感じているのかを知ることができました。

淡江大学では実際に日本語の授業にも参加させていただき、日本語が母国語である私たちも普段気にしていないようなことも学んでおり、すごく勉強になりました。別れ際にはSNSも交換し、今後の国際交流を行う環境も作ることができました。

6日間の台湾での暮らしの中で、街の様子や地名など日本と似ており親近感を持った一方で、電車内のマナーや飲食店の衛生面での国民性の違いに驚いた場面も多くありました。日本とは違う生活は刺激的で、世界を知ることにより一層楽しさを感じ、海外へ踏み出す力になりました。

今回の研究から発表準備、台湾での共同生活を経て、ゼミの仲間意識がより強まったと感じました。特に研修活動はゼミメンバーにとって大変貴重な経験になり、今後の人生選択に様々な影響を与えるものとなりました。今回の研修で得た学びと経験を活かし、卒業研究や就職活動に打ち込んでいきたいと思います。

※ 研究メンバーは6人ですが、実際にフィールドワークに行ったのは5人です。

(経営学部 連ゼミ 3年 尾崎 結大 / 植木 海南子)

6日間の様子