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TUESレポート

過去10年分を掲載しています

「キャリアデザインB」の講義をリコージャパン株式会社から講師をお招きして実施しました

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公立鳥取環境大学では2年生向け講義「キャリアデザインB」において、毎年、各界で活躍されている社会人の方を講師にお迎えしています。
5月23日の講義では、リコージャパン株式会社より、人事部採用グループの大滝巌様を講師にお迎えしました。
リコージャパンの事業については、情報化の進展が期待される日本におけるIT業界の事例としてリコージャパン社員が行った幼稚園の事業改善提案の取り組みを挙げ、営業職と顧客、さらに「顧客にとっての顧客」のそれぞれの立場から多角的にその意義を解説されました。講義の後半では、この事例をリコージャパンの目指す「リコーウェイ」の観点からみた説明も行われました。さらにリコージャパンのSDGsへの取り組みや地方での事業活動、自社での業務改善の取り組みを顧客への提案に活かしていることが紹介されました。
また、採用を担当されてきたご経験から、これからのキャリアを考えるうえで、どのような働き方と生き方を重視するかの視点は自分で定める必要があり、そのためには自己理解とともに職業や働く環境への理解を深めることが重要と強調されました。
そのうえで、企業側が提供し、情報サイトなどを通じて得られる情報の着目点を、リコージャパンの例を織り交ぜながら解説するとともに、インターンシップなど企業と直接コミュニケーションが取れる機会を活かして仕事や生活の実態を把握することの重要性を指摘されました。
さらに、社会人に求められるスキルとして強調されるコミュニケーションスキルについて、自身で修得・育成が可能なものとして、「聴く」「観察」「雑談」「リーダーシップ」の四つの観点からコミュニケーションスキルを高めるためのポイントについて解説されました。
講義後の質疑応答ではコミュニケーションスキルの磨き方に対して質問が集まりました。すべての質問に丁寧にご回答いただき、質問した学生はもとより、聴講した他の学生にとっても今後に向けたヒントとなる示唆に富んだ講義となりました。

※ 「キャリアデザインB」は公立鳥取環境大学の全学の2年生を対象とした必修科目です。自身の適性や価値観と向き合い、進路に関する視野を拡げ、自分自身が目指すべき専門性や能力について考えることで適切なキャリア意識を形成し、目標実現に向けた学修に繋げることをめざしています。毎年、多数の企業や行政機関から講師をお招きし、仕事やキャリア形成について考える貴重な機会をご提供いただいています。

講義の様子1
300名が受講
講義の様子2
学生からの質問