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TUESレポート

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本学学生が砂丘らっきょうの生産現場で汗を流して学びました

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8月19日(金)、本学の学生7名が、らっきょう援農ボランティア体験ツアーに参加しました。JAグループ鳥取農業労働力支援協議会が主催する砂丘らっきょうの植え付け作業を中心とした体験ツアーで、県内で農作業の人手が不足している生産者を支援するだけでなく、地元大学生らを対象に、農業の多様な働き方を提案し、持続的な農業振興の一助にするねらいのもとに開催されているものです。地域イノベーション研究センターが地域課題を現場で学び、今後の研究や活動に活かしてもらいたいと学生によびかけ、有志の学生が手をあげました。

参加者は、午前中、福部町の国立公園内にある広々とした圃場で作業の指導を受けた後、途中休憩をはさみながら、植え付け作業に汗を流しました。昼食後、圃場に近い鳥取砂丘オアシス広場で地元のらっきょう組合長やJAの担当者から平成28年にGI(地理的表示保護制度)登録を受けた砂丘らっきょうの生産の歴史や現状についてお話を伺いました。その後、共同選果場やJAらっきょう加工センターを視察し、らっきょうが洗浄・選別された後、袋詰めされ、商品となるまでの一連の作業工程を学びました。

まだまだ残暑厳しい中での体験でしたが、参加者それぞれに大きな収穫があったようです。参加した学生から以下のような感想をもらいました。

「鳥取にしかない砂丘らっきょうの植え付けという貴重な体験をさせていただき、 本当に良い経験となりました。切り調整の人手不足が原因で作る量を減らしているという現状には驚きました。他にも機械化に関する問題なども知り、実際に体験して作業の大変さを味わったことによって、早くこれらの問題を解決するべきだと心から思いました。学生のアイデアを求めているということだったので、これからもぜひ関わらせていただき、解決の助けとなれたらと思いました。」
「今回のらっきょうボランティアに参加して、どうしてらっきょうが高価なのかがよくわかりました。今まで高価な野菜を購入するのを避けていましたが、その裏には農家さんの努力があって高価になってしまう場合もあるのだと学びました。」

黙々と行う植え付け作業黙々と行う植え付け作業
生産現場のお話を聞く生産現場のお話を聞く
選果場で工程を視察選果場で工程を視察
お土産の砂丘らっきょうを手にお土産の砂丘らっきょうを手に