アンケートの結果、男性よりも女性で、30代以下より40代以上で家族や親戚の介護について考え身近な介護経験を有する傾向が強まりますが、老人ホーム、デイサービス、訪問介護等は大半の人が知っていることから、介護保険制度内の一部のサービスについては周知がかなり進んでいると考えられます。他方で、ショートステイや地域包括支援センター、ケアマネジャー、介護保険外サービス等の認知度は上記と比べて低く、これらのサービスや職種等は実際の介護経験を有する等、深く介護にかかわらない限り、知る機会が少ないと推測されることが明らかとなりました。このことは家族に介護が必要となった場合の最初の相談先として病院が最も多い点にも表れており、地域における介護資源の認知不足が1つの課題であるといえ、その早急な解決が求められています。なお、本調査アンケートは、「中国5県新型コロナ対応緊急支援助成(中国5県休眠預金等活用コンソーシアム)」の助成を受けて実施しました。
アンケートフォームの一部
アンケート結果の一部