この要因として、重田准教授は「人は外発的な動機付け(仕事など)が無い場合は、わざわざ暑い(不快)場所に長時間いることはしません。しかしながら、ヤギは反芻動物(一度飲み込んだ食べ物を再び口の中に戻して、再そしゃくする動物)であるため、自身の熱生産量や体力消費を抑制する必要があります。つまり、暑熱ストレスが高くても休息行動を優先にした結果ではないか推測しています」とのことです。今回は夏季の実験結果が主ですが、今後もゼミ生とともに研究を続けていくそうです。
なお、この研究は英文誌「Journal of Environmental Information Science」へ掲載されました(2021年10月発行)。
※関連リンク
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ceispapersen/2021/1/2021_84/_article/-char/ja/
Journal of Environmental Information Science Vol.2021, No.1 pp.84-89.
Title:Relationship Between Meteorological Factors and Utilization Rates of Free-Range Capra aegagrus hircus
Author:Yoshinori SHIGETA、Kai MATSUBARA
研究対象とした雌ヤギ