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鳥取商工会議所工業部会とのSDGs連携事業キックオフ大会の開催

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本学と鳥取商工会議所工業部会(以下「工業部会」という。)とのSDGs連携事業(以下「連携事業」という。)をスタートするにあたり、令和3年3月17日(水)にキックオフ大会を鳥取商工会議所にて開催しました。連携事業では、SDGsの取り組み推進を目的に工業部会と本学の教員及び学生が連携し、企業の環境分野における課題を解決します。そして、課題解決を通じて、本学ではSDGsの目標達成並びに学生の成長を目指します。なお、この連携事業は、本学におけるSDGs推進組織であるサステイナビリティ研究所が主導して進めることから同研究所 田島正喜 所長と中尾悠利子 副所長が監修等を行います。

キックオフ大会では、まず森下哲也 工業部会長、江﨑信芳 学長から挨拶がありました。学長からは、本学が本年度末で創立20年を迎えることから、この連携事業を創立20周年事業と位置付けることの説明がありました。

続いて、連携事業の概要説明が鳥取商工会議所の事務局からありました。その後、連携事業の対象となるモデル企業3社から各社課題の発表がありました。また、その発表された課題に対する改善の方向性の説明を環境学部 金相烈 准教授と門木秀幸 准教授が行いました。モデル企業1社目の株式会社松田安鐵工からは、同社の概要(事業内容:鋳造(鋳鉄鋳物)から機械加工までの一貫生産)、同社の沿革、3S活動の取り組み及びその取り組みによる業績向上等の紹介がありました。そして、同社がSDGsに取り組むこと及び鋳物工場から排出される鋳物砂(廃砂(年間約18トン))とその処分費用が課題であることの話しがありました。その課題について、金 准教授から「再生材料として環境安全性の評価」「廃砂の保管方法の改善」といった改善の方向性が説明されました。2社目のマルサンアイ鳥取株式会社からは、同社の概要(事業内容:食料品の製造)、製品紹介(豆乳飲料、みそ、その他食品)、豆乳業界でのシェア、豆乳市場の推移、同社の豆乳出荷量の推移等の紹介がありました。そして、豆乳製造に伴う、おからの排出(年間約7,420トン)及びその処理における課題(腐りやすい、処理に伴う輸送費等)の話しがありました。その課題について、門木 准教授から「食品としての活用」「飼料としての活用」「新規素材の開発」といった改善の方向性が説明されました。3社目の菌興椎茸協同組合からは、同組合の概要(事業内容:種菌育成、原木栽培しいたけの生産・商品開発・販売等)、同組合の沿革、椎茸栽培が里山の再生(伐採・植林)に重要であること等の紹介がありました。そして、しいたけの種菌を守る発砲スチロールのフタがごみとして残ってしまうことが課題であることの話しがありました。その課題について、門木 准教授から「発泡スチロールに代わる生分解性材料の検討」といった改善の方向性が説明されました。

最後に本学公認サークルの「TUES地球環境を考える会(以下「考える会」という。)」からSDGsの取り組み等の紹介と金 准教授からSDGs特別講演がありました。考える会は、サークルと発表者の紹介から始め、廃棄物とSDGsの関わりや企業がSDGsに取り組むメリット、サークルの活動紹介(鳥取県プラごみゼロチャレンジ、高校でのSDGs出張授業)等を話しました。そして、今まで「環境問題」と「SDGs」の勉強会とイベント実施に取り組んできたことを報告し、「今後も精一杯取り組んでいきたい」と意気込みを語りました。金 准教授は、ゼミの研究紹介(キーワード:地域循環圏、環境汚染対策、環境評価とコスト分析)から始め、自身の「焼却排ガスの活用による都市ごみ焼却残渣の炭酸化処理による温室効果ガス削減及び海面埋立処分場の安定化促進に関する研究」を説明しました。そして、その研究による都市ごみ焼却残渣による温室効果ガスの削減や焼却残渣の炭酸化処理による海面埋立処分場の早期安定化等の成果を報告しました。最後にその他のゼミの学生と取り組んでいる研究等を紹介し、締め括りました。

今後も本学は、この連携事業を含め、大学としてSDGsに取り組んでいきます。

 

学長の挨拶学長の挨拶
門木 准教授の改善の方向性説明門木 准教授の改善の方向性説明
考える会の取り組み等の紹介考える会の取り組み等の紹介
金 准教授の特別講演金 准教授の特別講演