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「とっとり未来人材育成フォーラム」で本学の取り組みについて発表を行いました

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令和3年1月21日(木)開催の「とっとり未来人材育成フォーラム」で環境学部 太田太郎 准教授(以下「太田先生」という。)と岡山県出身の環境学部4年生 武坂亮さん(以下「武坂さん」という。)が本学の取り組みについて発表を行いました。

現在、鳥取県内の高等教育機関や自治体、経済団体等18の機関が連携・協力し、鳥取県の創生の核となり得る「地域創生人材」の育成と鳥取県内定着を目指して「地域創生人材育成・定着推進事業(以下「事業」という。)」に取り組んでいます。その事業を推進する5つの高等教育機関(鳥取大学、本学、鳥取看護大学、鳥取短期大学、米子工業高等専門学校)から、それぞれの取り組み内容を発表し、今後の事業の一層の推進を図ることを目的として「とっとり未来人材育成フォーラム」をオンラインで開催しました。

フォーラムでは、まず鳥取大学 薮田千登世 地域連携担当理事から事業の趣旨及び取り組みの概要説明があり、講演として株式会社LASSIC 児玉莉奈さん(鳥取大学農学部2019年卒)から卒業論文及び卒業後に開催したイベント等の紹介がありました。続いての事例紹介では鳥取大学、本学、鳥取看護大学、鳥取短期大学、米子工業高等専門学校から、それぞれの取り組み内容の発表がありました。

本学の発表では、太田先生から、地域志向カリキュラム及びキャリア志向カリキュラムを修了し、麒麟地域(鳥取県鳥取市、岩美町、八頭町、若桜町、智頭町及び兵庫県新温泉町、香美町)に関する知見を総合的に理解し、同地域の活性化に係る活動や研究に意欲的に取り組む学生を認定する「TUES麒麟マイスター(以下「マイスター」という。)」の紹介がありました。その後、マイスターの認定を受けている学生の卒論研究(卒業論文の作成を目的とする研究)を支援し、学生による地域研究の活性化を図ることを目的とした「麒麟特別研究費助成(以下「麒麟研究」という。)」の説明がありました。

太田先生の後、実際にマイスターの認定を受け麒麟研究に採択された武坂さんから認定及び採択の対象となった「鳥取市生山地域での活動(以下「生山地域活動」という。)及び仔稚魚採集調査の研究」に関する紹介がありました。まず、生山地域活動では、その地域の休耕田を住民から借りて学生の力だけで復活させる稲作活動の「稲葉プロジェクト」に4年間参加し、3年目にリーダーを務め、稲作を通じて地域に深く関わったことを話しました。その地域との関わりのなかで地域の方からの申し出により空き家を借りて友達3人でのシェアハウスをはじめた結果、地域で支えあう「田舎暮らし」の実現が出来たことを語りました。更に、卒業後は「地域住民」として地域振興を考えて行きたいと述べました。そして、自身のそれまでの鳥取での地域活動の集大成として卒論研究を発展的な形で残したいという理由からマイスターと麒麟研究への申請を決意したことを語りました。間に、武坂さんは昔から海が好きであり、2年生の自然環境保全実習A(海洋学系)や自らが所属する海洋学系のゼミの先輩の卒論研究活動への同行、岩美むらなかキャンパスを拠点とした大谷海岸での活動、千代川漁業協同組合の方々とのアユの産卵場造成等の経験から水産学、海洋学に興味を持ち、水産の専門技官を目指すための勉強を行ったことを語りました。その結果として鳥取県職員の内定を得たことを話しました。マイスターの認定及び麒麟研究の採択の後、現在は、卒論(麒麟研究)として「鳥取県東部網代漁港における集魚灯による仔稚魚採集調査」を執筆中であり、鳥取県の網代港にて月一回程度の灯火採集を通年で実施し、湾内における仔稚魚の出現同行を明らかにしていることを説明しました。1年間の調査で得られた仔稚魚(約50種1,266個体)の採集情報を報告書としてまとめ、地域に知見を残すことにより、鳥取県に恩返しができるのではないかと語りました。最後に、大学4年間で鳥取県でしか得られない経験をしたことから「鳥取県に残りたい、鳥取県で働きたい」という気持ちが強くなったと語りました。そして、今後は、鳥取県職員として地域振興に貢献したいと締め括りました。

今後も本学では、地域で活躍できる人材育成に全学的に取り組んでいきます。

 

太田 先生太田 先生
武坂 さん武坂 さん