シンポジウム「低炭素社会の実現に向けて~プラスチック廃棄物の活用~」開催報告

シンポジウム「低炭素社会の実現に向けて~プラスチック廃棄物の活用~」開催報告

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最終更新日:2018-12-11

株式会社廃棄物工学研究所主催及び本学の特別協力により例年2回(春季・秋季)実施している「低炭素シンポジウム」の秋季企画を大阪会場(11月28日(水)、於:エル・おおさか南ホール)、東京会場(11月30日(金)、於:東京ガス本社ビル)にて開催しました。自治体の廃棄物行政関係者やごみ焼却プラント建設業者など大阪会場では73名、東京会場では154名の参加者を迎え、いずれの会場も満席となりました。
今回のサブテーマは「プラスチック廃棄物の活用」として、本学の田中勝客員教授による企画趣旨説明から始まりました。続いて、環境省環境再生・資源循環局リサイクル推進室の金子浩明氏による基調講演では国際的な資源循環の取組から海洋プラスチック問題の現状、プラスチック資源循環戦略(案)による国内の循環型社会形成に向けた取組の説明がなされました。この基調講演を受け、本学の国際シンポジウムでも講演されたオランダ Speaking Sustainably代表のブルース ハス氏による特別講演が行われ、EU圏のプラスチックリサイクルの現状や、地元オランダでの廃棄物発電の取組から新たな試みをする会社の紹介などをして頂きました。次に技術解説として、(一社)日本環境衛生施設工業会の技術委員会の保延和義氏(東京)と秩父薫雅氏(大阪)からはヨーロッパにおける廃棄物管理の実態調査の結果が報告されました。その後、2人目の特別講演では、国立環境研究所主任研究員の稲葉陸太氏から欧州の循環経済の特徴と課題、ドイツ・オーストリアの廃棄物処理の現状や特徴を日本と比較研究した講演を頂きました。

 

 

プログラム・「講演内容」・講演者
開会挨拶・シンポジウム企画趣旨
「プラスチック廃棄物の活用」
公立鳥取環境大学  田中 勝 客員教授
基調講演
「プラスチックを取り巻く国内外の状況」
環境省 環境再生・資源循環局 リサイクル推進室 室長補佐  金子 浩明 氏
特別講演(1)
「EUにおけるプラスチックをめぐる環境問題とその解決策」
オランダ Speaking Sustainably代表  ブルース ハス 氏
技術解説
「ヨーロッパの廃棄物処理の現状視察による最新情報」
(一社)日本環境衛生施設工業会 技術委員会 委員長 保延 和義 氏(東京会場)
                     副委員長 秩父 薫雅 氏(大阪会場)
特別講演(2)
「欧州の循環経済(サーキュラー・エコノミー)とオーストリアの廃棄物管理」
国立環境研究所資源循環・廃棄物研究センター 主任研究員 稲葉 陸太 氏

 

講演後のパネルディスカッションでは、田中客員教授がコーディネーターを務め、中国の廃プラスチック輸入禁止を受けた各国の対策や循環経済へ取組むEUの施策、国内のプラスチックごみの適正処理について言及しながら、参加者から寄せられた質疑に各パネリストが応答する形で進行し、終了予定時刻を超える熱心な意見交換が行われました。

 

 

会場の様子会場の様子
特別講演を行うハス氏特別講演を行うハス氏

 

国立環境研究所 稲葉氏の特別講演国立環境研究所 稲葉氏の特別講演
パネルディスカッションでの討議の様子パネルディスカッションでの討議の様子
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