平成29年10月16日(月)、「持続可能な社会と地域づくりを考える ~持続可能な社会の実現に向けて~」を本学学生センターにて開催しました。
この特別企画シンポジウムは、本学の学生にとって “バイブル”ともいえる「環境白書」に収められた最旬なトピックスを学ぼうと、3年度連続(3回目)での開催となります。この「環境白書」は、平成21年度版から、「環境白書」、「循環型社会白書」、「生物多様性白書」の3つの白書が合冊され、分かりやすく環境問題の全体像を示した、正に“バイブル”です。
シンポジウムには、近隣地域で様々な環境保全活動等に関わっておられる一般の方々など、158人の参加者を迎えて、「平成29年版 環境白書」の作成に関わられた環境省の村上室長補佐から、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた国内外の取組み、パリ協定を踏まえた国内外の動向、環境を切り口とした経済・社会の課題の同時解決に向けての国内の取組みや持続可能なまちづくりなどの取組みについての講演に続き、環境省中国四国地方環境事務所の原田課長から、地元である中国地方の学校や企業によるESDの取組み、岡山でのESD推進の先進的な取組み、地域の環境教育・学習を支援する中国地方ESD活動支援センターの活動内容などについての講演がおこなわれ、国と地方行政が取り組んでいる最新の環境政策、環境行政について解説をして頂きました。
- プログラム・講演内容・講演者
- <開会挨拶・シンポジウム趣旨説明>
- 公立鳥取環境大学 サステイナビリティ研究所 所長 岡崎 誠
- <講演> 平成29年版 環境白書~環境から拓く、経済・社会のイノベーション~
- 環境省総合環境政策局 環境計画課 企画調査室 室長補佐 村上 靖典 氏
- <講演> 中国地方における持続可能な開発目標(ESD)に関する取組の現状と課題について
- 環境省中国四国地方環境事務所 環境対策課長 原田 幸也 氏
講演後の質疑応答では、聴講者からSDGsの推進評価指標やライフスタイルのイノベーションについて国の施策を問う質問、ESDの取組みの中での環境教育についての意見や鳥取県におけるESDの活動に関する意見など、活発な質疑応答と意見交換が行われました。
会場の様子
村上室長補佐
原田課長