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TUESレポート

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環境学部 岡本教授が宇宙開発利用大賞「国土交通大臣賞」受賞!

本学環境学部教授 岡本謙一教授が平成25年度 宇宙開発利用大賞国土交通大臣賞を受賞しました。
「宇宙開発利用大賞」とは、本年度創設されたもので、内閣府が宇宙基本計画(平成25年1月宇宙開発本部決定)における宇宙の「利用の拡大」を促すため、宇宙開発利用の推進において大きな成果を収める、先導的な取り組みを行う等、宇宙開発利用の推進に多大な貢献をした優れた成功事例に関し、その功績をたたえることにより、我が国の宇宙開発利用の更なる進展や宇宙開発利用に対する国民の認識と理解の醸成に寄与することを目的とした表彰制度です。
「国土交通大臣賞」は、9種類ある「宇宙開発利用大賞」のうちのひとつで、国土交通分野における宇宙開発利用の推進の視点から特に顕著な功績があったと認められる事例に対し贈られる賞であり、岡本教授は、事例名『宇宙からの降雨観測技術の研究開発』で、25年以上にわたる研究成果を表彰されました。(注)
栄えある第1回宇宙開発利用大賞表彰式は平成25年10月10日(木) 科学技術館サイエンスホール(東京都千代田区)において行われ、岡本教授は国土交通省大臣官房技術総括審議官 難波 喬司氏より、表彰状と記念の盾を授与されました。
翌10月11日(金) 岡本教授は古澤巖学長に、「熱帯降雨観測衛星(TRMM)搭載の世界で初めての宇宙機搭載降雨レーダの研究開発、同降雨レーダデータ解析処理アルゴリズムの研究開発、ならびにこれらをベースとした全球降水マップ(GSMaP)の作成についての研究開発によって作成された全地球の降水分布図が、全世界の多くの人々に利用され、開発途上国を中心とする降雨災害に伴う洪水の予警報に使われ始めていることなどが評価されての受賞につながったと思います。これからも、全地球の降水分布図を利用して地球規模の温暖化と降雨分布の関係の研究や、近年地球温暖化との関係で注目され急激に増加しているゲリラ豪雨を宇宙から観測できるような、多数の衛星に搭載可能な簡易型レーダシステムの研究を続けて行きたいです。」と喜びの報告と今後の抱負を述べました。
(注)国土交通省は、気象庁を外局として持ち気象業務を所掌する。

岡本先生 宇宙開発利用大賞 内閣総理大臣賞受賞
  表彰式の様子   左:古澤学長   右:岡本教授


関連リンク
内閣府ホームページ 宇宙開発利用大賞について(外部サイトにリンクしています
宇宙開発利用大賞ホームページ (岡本教授の事例内容もご覧いただけます(外部サイトにリンクしています)
宇宙開発利用大賞ホームページ 表彰式について(外部サイトにリンクしています)