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平成25年度 鳥取環境大学 海ごみに関する国際シンポジウム 「美しい海を取り戻そう-漂流ごみ、漂着ごみについて私たちができること-」を開催

平成25年11月19日(火)本学大講義室(11講義室)において、「平成25年度 鳥取環境大学 海ごみに関する国際シンポジウム 「美しい海を取り戻そう-漂流ごみ、漂着ごみについて私たちができること-」を開催しました。(参加者:204名)

 

前半は、環境省の取り組み内容、海洋プラスチック汚染、海ごみ研究の状況について、国内外の講師の方々より、漂流ごみ、漂着ごみに対して私たちが何をなすべきかに繋がる重要なお話をいただきました。


(1) 「漂流ごみ・漂着ごみに関する環境省の取組」
  環境省 水・大気環境局 水環境課 海洋環境室 室長 坂本 幸彦 氏
(2) 「全世界の海でのプラスチック汚染:我ら共同の責任」
  オーシャン コンサーバンシー(米国) ニコラス J. マロス 氏
(3) 「鳥取環境大学の海ごみに関する調査研究」
  鳥取環境大学 環境学部 環境学科 教授 松村 治夫

 

後半のパネルディスカッションでは、サステイナビリティ研究所 田中勝所長がコーディネーターを務め、「漂流ごみ・漂着ごみについて私たちができること」と題し、討議を行いました。

 

はじめに、ウラジオストク国立経済・サービス大学(ロシア)准教授 イヴァネンコ・ナターリア・ウラジーミロヴナ先生より「沿海地方の海ごみによる汚染」、鳥取県循環型社会推進課 課長 森本智史様より「鳥取県の漂着ごみ処理等の現状」のお話をいただきました。

 

その後、漂着ごみの発生源対策、漂着ごみ対策、監視・情報発信の重要性、海ごみによる影響と評価、法制度の役割・問題点、生産者・消費者・漁業者の立場でのライフサイクルアプローチ、海ごみのリサイクルを話題に討議が行われ、漂流ごみ、漂着ごみに対して市民の立場の私たちができることについて、深く掘り下げられ有意義なパネルディスカッションとなりました。

20131119_海ごみ国際シンポジウム