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特別企画シンポジウム「低炭素社会の実現に向けて ~東日本大震災後の対応~」を開催

平成23年11月17日(木)東京、11月22日(火)大阪で「平成23年度 鳥取環境大学 特別企画シンポジウム 低炭素社会の実現に向けて ~東日本大震災後の対応~」を開催しました。

前半の基調講演では、本学サステイナビリティ研究所 田中勝 所長が、東日本大震災に伴い起きた原発事故によって、ごみ発電への期待が高まっている事についての背景を説明し、ごみ発電のために「廃プラスチック」を含む有機性廃棄物を発電用燃料として利用することが重要であると提言しました。また、「焼却施設の規模を大きくすることにより発電効率を高める必要があること」「廃プラスチックを化石燃料と同じ様に考えないこと(それにより利用を阻害することになるため)」といった課題を指摘しました。

引き続き、4名の講師により、「我が国の廃棄物発電推進施策/環境省廃棄物リサイクル対策部計画官 高澤哲也 氏(東京会場)、廃棄物対策課課長 山本昌宏 氏(大阪会場)」「地方自治体のごみ発電による電力供給増量の試み/東京二十三区清掃一部事務組合施設管理部発電計画担当課長 高橋雅彦 氏(東京会場)、大阪市環境局施設部部長 蓑田哲生 氏(大阪会場)」「廃棄物の高効率発電による、電力供給の最大化、最適化への技術対応/社団法人日本環境衛生施設工業会技術委員会委員長 薄木徹也 氏(東京会場)、副委員長 宇野晋 氏(大阪会場)」「欧州、特にドイツのごみ処理、ごみ発電事情/ジャパンコンサルト代表 ラルフ・アイセン 氏(東京、大阪会場)」をテーマに講演いただきました。

後半のパネルディスカッションでは、田中所長のコーディネートのもと、「東日本大震災後の対応」をテーマとして国・地方自治体・企業・海外有識者のそれぞれの立場から議論が行われ、参加者からも多くの質問が出るなど、活発に意見交換が行われました。

低炭素社会の実現に向けて

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