
11月3日、経営学部 倉持ゼミの4年生有志メンバーが、鳥取県西部の伯耆町添谷(そえだに)集落で開催された「収穫祭」に参加し、薄いお好み焼きを割りばしに巻いた「はしまき」を販売しました。
2日前に卒業論文の中間報告会を終えた学生たちは、前日に最終の試作や仕込みを行い、当日は朝6時半に鳥取市を出発して8時半に現地へ到着。決して“ブラックゼミ”ではありません。
当日は昨年に続く大雨、さらに大山の初冠雪という寒さのなか、学生たちは「はしまき」をその場で作って販売しました。祭りは午前9時から正午まで行われ、開始時には強い雨が降っていましたが、終わるころにはすっかり晴れ間がのぞき、「はしまき」も無事に販売目標をクリアして、一同安堵しました。
倉持ゼミは、添谷集落の皆さまに10年以上にわたってお世話になっており、春には水田のための水路清掃をお手伝いさせていただくなど、地域との交流を続けています。
少子高齢化の進む当集落では、有志の方々が「添谷集落を元気にしょうかい」を立ち上げて活動されており、今回の収穫祭もその「しょうかい」の主催で行われました。
今年の収穫祭では販売のみの参加でしたが、これまでには宿泊を伴い、前日の準備や懇親会などを通じて、より深い交流を行ってきたこともあります。
なお、当日の帰路では、琴浦町のソウルフード「牛骨ラーメン」で冷えた体を温めつつ、これまた琴浦町のランドマーク「白バラ牛乳」の工場直売店でアイスクリームを楽しみ、温めた体をまた冷やしていました。
倉持ゼミでは今後も、地域の皆さまの暮らしや活動から学ぶ機会を大切にしていきます。
(経営学部 准教授 倉持 裕彌)
当日の様子
集合写真