
このたび、土木学会地球環境委員会が主催する第33回地球環境シンポジウム(9月24日〜26日)で49組が研究成果を発表し、環境学部4年 外園真都さん(戸苅研究室所属)が優秀ポスター賞を受賞しました。
地球環境シンポジウムは、気候変動や生物多様性の損失などの地球規模の環境問題の解決に向けた研究発表等を行っています。
以下に受賞者と指導教員からのコメントを紹介します。
受賞者:外園真都(ホカゾノマナト)さん
発表名:「鶏糞を基質としたメタン発酵へのホテイアオイ添加の影響」
- 受賞者のコメント(外園さん) この度、地球環境シンポジウム優秀ポスター賞を受賞し、大変光栄に思います。初めて学会で発表したので緊張しましたが、研究に興味を持ってくださった方々と活発な議論でき、多くの質問やご意見をいただき、知見を深めることができました。この経験を卒業論文、さらに大学院での研究に活かし、探求を深めていきたいです。
- 指導教員のコメント(戸苅丈仁 准教授) ホテイアオイはタイなど熱帯地域では用水などに過剰繁茂し、その除去に苦慮しています。ホテイアオイをメタン発酵の基質として利用し、エネルギーを創出することができれば、タイなどの熱帯、亜熱帯地域での資源・エネルギー循環に寄与できます。原料の組成分析、毎日の実験操作、微生物を相手にする研究は地味で大変ですが、よく頑張った成果だと思います。また、今回の研究はタイの大学との共同研究を見据えたテーマであり、日本だけに留まらず世界の色々な地域に目を向けて、今後も研究に取り組んでもらいたいです。


