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TUESレポート

過去10年分を掲載しています

米子南高校の課題研究を経営学部 竹内ゼミがサポート

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「知識の定着は、その知識について教えることができてこそ成り立つ」というお話を聞いたことはありますか?(ちなみに、これは教員である竹内が今即興で作った格言みたいに見える一文です。しかし同様のお話はちらほら聞くことがあるかと思います。)

竹内ゼミでは、7月18日(金)に、教員と学生4名で、米子南高校の課題研究のグループディスカッションのアシスタント、メンターを務めてきました。
課題研究の中では、米子南高校の観光ビジネスを選択している生徒20名が、一人ひとり観光政策を考案してきたり、それを話し合ってブラッシュアップしていくことになる…のですが、なかなかそれって難しいですよね?(大人にだって難しい!)

そもそも、観光政策と聞くと、旅行客にプロモーションをすることがメインだと思われがちですが、実際はマーケティングの世界が広がっています。誰を呼びたいのか、この観光地は何を提供するのか(何が他の観光地と違うのか)ということを明らかにし、進めていく必要があります。そのためには、調査や今あるデータを読み取り、適切に利用することも必要です。そう、ものすごく…大変な作業が山積みなのです!小さなツアーを実施することだけでも大したことだと思います。それを生徒が…なかなか重責を担っている形ですよね。

そこで!私のマーケティングのお話の後、竹内ゼミの3年生と4年生が各グループに入りディスカッションを行いました。限られた時間ではありますが、その中で、生徒と適度にアイスブレイキングも入れつつ、「このアイデアで足りない視点・資料は何なのか。」を丁寧に指摘しながら、「次にこのアイデアをどう変えて行くのか。進化させて行くのか。」に力点を置いて、寄り添う姿勢でのアドバイス(要は楽しく会話をする!)を試みました。

最初はどのグループも静かで、「うまくいかないのかな?」と心配していました。どの生徒も一生懸命考えてきたアイデアをプレゼンし、それに対してまだまだ緊張している学生のカチカチなアドバイスを行い…という状況から、後半は段々と大きな声が響き、生徒同士、その中に本学学生も混じっての談話のようなものが増えてきたように思えました。きっと今よりも、もっと良いアイデアが生まれると信じています!

この後も、秋頃にまた4名の学生と共に、米子南高校を訪れる予定です。高校生の皆さんの学びのアドバイスが少しでもできるように、より良い米子市の観光政策の立案につながるように、頑張っていきます!

(経営学部 准教授 竹内 由佳)

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