
7月7日(月)、2~4年生224名が受講する「マーケティング1」の講義において、株式会社良品計画 人事部採用課 冨沢様を講師にお迎えし、講義を行っていただきました。
1980年代、みんながブランド品を求めていたバブル時代に、質の良いものをノーブランドで販売する無印良品が開発された歴史を伺いました。また、会社の業績はこれまで順調に推移してきたわけでなく、成長期と低迷期を繰り返しながらも、環境に配慮した商品開発、出店計画、人材登用システムなどの企業努力をされて、店舗数、売上げ、利益、時価総額が過去最高となるまでのストーリーを伺いました。
現在、力を入れていることが、「地域に巻き込まれる」こと。「里のMUJI みんなみの里」を指定管理者として生産者や企業と連携し、農産物直売および地域の物産品販売を進化継続させる取り組みや、鴨川移動販売バス、無印良品に図書館併設など、地域に巻き込まれる形で地域を活性化させていく取り組みを展開していることなどを伺いました。
※ マーケティングは19世紀後半から末にかけてアメリカにて生まれ、その学問領域が確立されたのは20世紀最初であるという比較的新しいものです。そしてマーケティングは、社会経済面と密接にかかわり合い、モノを売る話から、SDGs に掲げられた社会的な課題の解決といった、新たなるステージへと突き進んでいることが確認されています。
「マーケティング1」では、様々な事例や理論を通じ、マーケティングとは一体どのようなものかについて学んでいく講義です。

