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TUESレポート

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『ウクライナ研究員メドベージェワ・ユリアさんの研究成果発表会 ~ウクライナ都市域は農地として適しているか~』を開催しました

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令和5年12月13日(水)に本学200講義室にて、『ウクライナ研究員メドベージェワ・ユリアさんの研究成果発表会~ウクライナ都市域は農地として適しているか~』を開催し、本学の学生や教職員を含め92名が聴講しました。
当日は、環境学部 角野 貴信 准教授と、ウクライナから避難し、本学で研究を継続しているメドベージェワ・ユリアさんが登壇し、通訳を介して発表が行われました。
最初に、角野准教授から、メドベージェワさんを本学で受け入れることとなった背景や、彼女が本学に来てから一緒に取り組んだ活動などについての紹介がありました。
その後、メドベージェワさんから、農学博士の学位取得に向けて行ってきたウクライナ都市部の農業適正に関する研究成果の発表がありました。ウクライナは、郊外の農地だけではなく、市街地など都市部にも菜園があり、フルーツやベリーの栽培が盛んなことから、都市部の土壌の農業適正についても関心が高いこと等が挙げられました。また、来日前の2021年にハリコフ市で摂取した土壌サンプルの分析結果を基に、ウクライナ都市域の重金属汚染や放射線汚染の面での農業適正について研究してきた結果の解説がありました。
発表の後、質疑応答の時間が設けられ、ウクライナ農業や土壌についての現状や今後の課題等について、聴講者はもちろん、登壇者も理解を深めたようでした。
メドベージェワさんは「レベルの高い質問もあり、いい経験となった」と当発表会について感想を述べていました。

03研究成果発表の様子①
01研究成果発表の様子②
02研究成果発表の様子③

03角野准教授とメドベージェワさんによる質疑応答の様子