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TUESレポート

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本学学生が砂丘らっきょう産地援農ボランティアに参加しました

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8月25日(金)、本学の学生9名がらっきょう産地援農ボランティア体験ツアーに参加しました。これは、JAグループ鳥取農業労働力支援協議会が主催する砂丘らっきょうの植え付け作業を中心とした体験ツアーで、農作業の人手が不足している生産者を支援するだけでなく、地元大学生らを対象に、農業の多様な働き方を提案し、持続的な農業振興の一助にするねらいのもとに開催されています。本学の学生に地域課題を現場で学ばせ、今後の研究や活動に活かしてもらいたいと昨年に続き今年も本学の地域イノベーション研究センターから学生に呼びかけました。
参加者は、午前中、福部町内の鳥取砂丘にある広々とした圃場で、途中休憩をはさみながら、同じく参加した県の新入職員8名と一緒に、約7アールの圃場で植え付け作業に汗を流しました。昼食後、圃場に近い鳥取砂丘オアシス広場で地元浜湯山のらっきょう組合長から平成28年にGI(地理的表示保護制度)登録を受けた砂丘らっきょうの生産の歴史や現状についてお話を伺いました。その後、共同選果場やJAらっきょう加工センターを見学し、洗浄・選別された後、袋詰めされ、商品となるまでの一連の作業工程を学びました。
猛暑日の中での体験でしたが、参加者それぞれに大きな収穫があったようです。参加した学生からは以下のような感想をもらいました。
「2時間ほど、日差しを直接浴びながら、かがんでらっきょうを植えるのは非常に大変だった。工場にも行き、らっきょうが製品になる一連の流れや仕事現場の現状を知ることができ、充実した時間になった」「ツアーを通じて、若者が農業に興味を持ち、参加することの重要性を再認識しました。農業は大変な作業ではありますが、食べ物の生産や地域への貢献など、多くの意義があると感じました」「来年も機会があれば参加してみたいと思います」
今回作業した圃場周辺は、10月末頃には一面に紫色のらっきょうの花が咲き誇ります。

黙々と植え付けを行う学生黙々と植え付けを行う学生
組合長より生産現場の話を聞く組合長より生産現場の話を聞く
商品化の工程を見学商品化の工程を見学
見学を終えた参加者一同見学を終えた参加者一同