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TUESレポート

過去10年分を掲載しています

本学防災同好会が地域の本格的な防災訓練に参加しました

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6月10日(土)、鳥取市内の美保南小学校を会場に、美保南地区自主防災会連絡協議会が大雨を想定した防災訓練を実施されました。この地区では、一昨年7月の大雨の際、一部に「緊急安全確保」が発令され、その際、避難所を多いときで150人が利用しました。
今回の訓練では、約110人規模の参加者の中に、本学の防災同好会「mu‐TUES」の5名が鳥取大学の学生防災サークル「鳥大防災Lab.」とともに協力参加しました。この4月設立した防災同好会にとっては、初めての地域との連携した取組みとなりました。
会場集合後、訓練開始前に、段ボール間仕切りや簡易ベッドの作り方など学びました。そして、9時30分、大雨により「高齢者等避難」が発令されたという想定で、訓練はスタートしました。学生たちは、避難所を円滑に開設するため、地区の皆さんとの共同作業により、教室の中に約30の個室を設置し、間仕切りにより密を避ける避難所を設置しました。そして、10時30分前から続々集まってくる高齢者、妊婦やけが人などさまざまな避難者役の人たちを受け入れていきました。
終了後は、反省と意見交換が行われ、その中で学生たちも様々な意見を聞き、「平時から地域内で関わりをもって、顔見知りを増やしておくことが実際に被災した時に、適切な避難の鍵になると思った」など、自らも感じたことを話していました。
代表の戸知谷桃羽さん(環境学部3年)のコメントを紹介します。「防災同好会設立以降初めて訓練に参加させていただきました。本番を具体的に想定し、地域全体で防災に取り組まれている様子を拝見し、協同作業する中で多くの学びを得ることができました。訓練後の意見交換会では、災害弱者への配慮などについての改善案等について話し合い、大変勉強になりました。後輩に引き継ぎつつ、少しずつ防災の輪を広げていきたいです」
本学では、県内他大学と共同して防災士養成を進めていますが、そうした学生も巻き込みながら本学全体の防災意識を高めていきます。

訓練開始にあたっての説明
間仕切り等設置作業の様子1
間仕切り等設置作業の様子2

間仕切り等設置作業の様子

避難者受付の様子
避難者受付の様子
参加した学生の皆さん
参加した学生の皆さん