環境経営研究科 環境学専攻１年の銅山 裕之さん（金研究室所属）が、廃棄物資源循環学会で卒論研究の成果を発表し、同学会中国・四国支部の奨励賞を受賞しました。
以下に受賞者と指導教員からのコメントを紹介します。

発表名「しいたけ形成菌フタ材に用いる生分解性プラスチックの開発」

受賞者：銅山　裕之さん
学会発表では、相手に自分の研究がどうすれば伝わりやすいかを意識し、話の構成や話し方を考えて取り組みました。この研究を通して原木しいたけ栽培でフタとして機能でき、生分解性のある素材を開発できるよう引き続き頑張りたいと思います。菌興しいたけ協同組合様や公立千歳科学技術大学オラフ教授、金ゼミ生、お世話になった皆さまに感謝を申し上げます。

指導教員：金　相烈 教授
国内では、原木のしいたけ形成菌が利便性などから広く利用されていますが、そのフタ材が発泡スチロールであるため、環境への懸念があります。今回の研究では、全国一位のカニの水揚げを誇る鳥取県の地域特性を活かし、カニなどの甲殻類の殻に含まれるキチン成分を使用して、生分解性プラスチックのフタ材を試みたことが高く評価されたものと思います。