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環境学部の講義「環境政策論~SDGsの観点から(持続可能なまちづくり)~」を行いました

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令和2年12月14日(月)の環境学部の講義【環境政策論】(担当:甲田紫乃 講師(以下「甲田 講師」という。))では、「SDGsの観点から(持続可能なまちづくり)」をテーマに「鳥取少年鑑別支所」「鳥取少年院(美保学園)」「鳥取刑務所」の方々に順番に講義を行っていただきました。

鳥取少年鑑別支所の方は「少年鑑別所とはどのような所なのか」「少年たちの一日」「少年に対しての支援内容(学習の支援、教養の付与、情操のかん養)」「法務教官・矯正心理専門職の仕事内容」等についてお話しいただきました。終わりに、再犯・再非行防止のために司法だけではなく、様々な機関(福祉・教育・医療等)と連携することが必要だと述べられました。

鳥取少年院の方は「少年司法について(少年院はあくまで(矯正)教育施設)」「最近の少年犯罪の動向(非行数(強盗・障害・暴走(族)・薬物事犯等)は減少傾向、反面、大麻・詐欺(「振り込め詐欺」の出し子)・強制わいせつの増加)」「少年院とはどのような所なのか、少年院の種類(障害度に応じて第一種~第四種)」「矯正教育の流れと内容(生活指導、職業指導、教科指導、体育指導、特別活動指導)」等についてお話しいただきました。終わりに、再び少年院に入る率(100人中10人程度)を紹介され、万能の処遇技法はなく、生徒と真摯に向き合い続けることが一番大切であると述べられました。

鳥取刑務所の方は「刑務所の紹介DVD」を鑑賞した後に「刑務官採用試験」を紹介され、就職先の選択肢の一つとして刑務官を考えて欲しいと学生に伝えられました。

講義の後の質疑では以下のような内容がありました。

Q1.少年鑑別所に入った少年の悪い生活環境の改善は少年鑑別所が行うのか?
A1.少年鑑別所は、本人にフォーカスして対処する。生活環境の改善は、家庭裁判所の調査官が行う。

Q2.男性刑務所と女性刑務所の違いは何かあるのか?
A2.女性刑務所は数が少ない(各地方に1箇所程度のみ)。そのため犯罪のレベルに応じて収監する刑務所を変えることができない。つまり、同じ刑務所に初犯から重犯罪者まで一緒に収監される。

Q3.少年院には、20歳を超えた者が入ることはあるのか?
A3.家庭裁判所の審判を受ける制限が20歳未満ということであり、そのため審判以降に20歳を超えたものが少年院や少年鑑別所に入ることもある。また、入っている間の態度等に応じて期間が延びることもある(その分年齢も上がる)。

最後に、甲田 講師から「法務省のWebサイト(※)では同省のSDGs達成に向けての取り組み(「犯罪や非行をした者の再犯防止」等)を確認することができる」と学生に伝えました。そして「法務省に限らずSDGs17の目標に関連した取り組みは益々拡大して行くだろう」と話しました。今後同様に国の環境政策でもSDGs17の目標の視点を加えた内容(例:経済対策脱炭素基金2兆円創設(目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」))となっていくことが推測される講義となりました。

(※)法務省におけるSDGs推進の取組. 大臣官房国際課. 法務省.
http://www.moj.go.jp/kokusai/kokusai03_00007.html

今後も本学は大学としてSDGsの目標11「住み続けられるまちづくり」をはじめ、その他のSDGsの目標達成に貢献する教育・研究・地域貢献等を行っていきます。

 

講義の様子①講義の様子①
講義の様子②講義の様子②
講義の様子③講義の様子③
※①~③は講義順