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TUESレポート

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ミドルベリー大学日本校との学生交流プログラムを実施しました

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本学では、平成25年からミドルベリー大学日本校(本校:米国バーモント州)との交流事業を実施しています。このプログラムでは、ミドルベリー大学日本校の留学生が鳥取県に来県し、本学の学生とともに智頭町を主なフィールドとして林業が抱える問題点と地域の取組みについて、体験を通じて学びながら、両校学生および地域の方との交流を深めています。智頭町で6回目の実施となる今年度は、10月26日から28日の3日間、ミドルベリー大学の訪問団10名と本学学生7名が参加しました。
初日は、智頭町芦津地区の山林で間伐体験を行いました。智頭町では、杉などの間伐材を販売した資金などをもとに地域通貨「杉小判」を流通させ、荒れた山林の再整備と、地元商店街の活性化につなげる取り組みを実施しています。地元の講師の方々の協力のもと、グループごとにチェーンソーの操作方法、立木の伐採方法を学んだ後、実際に伐倒、採材、集材、積み下ろしの作業を行いました。汗を流した後は、地域の方を交え、両国の学生が協力して作ったカレーや地元の料理を囲んで親睦を深めました。
2日目は、地元講師の方から林業の現状や課題、地域の取り組みなどについてお話を聞き、前日に行った間伐体験の理解を深めました。その後、間伐材を温水プールの熱源として利用している薪ボイラー施設を訪れ、町内で間伐された木材が町内で経済循環される「地産地消」の仕組みを見学したほか、石谷家住宅や智頭宿の散策を通して地域の歴史を学びました。

 

最終日は、本学英語村にて智頭町で学んだことについて振り返り、グループごとにまとめを発表したほか、SDGsについて英語で議論しました。参加した学生からは、「地方創生と持続可能なまちづくりについて考えるきっかけとなった。」「国際交流と林業体験が同時に体験できる貴重な機会だった。」といった感想が聞かれました。

 

チェーンソーを使って伐採チェーンソーを使って伐採
林業講師の方々と集合写真林業講師の方々と集合写真

 

石谷家住宅見学石谷家住宅見学
SDGsについて英語で議論SDGsについて英語で議論