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TUESレポート

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環境学部 外川正明教授 “シリーズ映像でみる人権の歴史”出版のお知らせ

本学 環境学部外川正明教授が共同監修したDVD教材『シリーズ映像で見る人権の歴史「(第3巻)近代医学の基礎を築いた人々」、「(第4巻)明治維新と賤民廃止令」(制作:東映株式会社 教育映像部)』が出版されました。
このDVD教材『シリーズ映像で見る人権の歴史』は昨年、第1巻が一般財団法人日本視聴覚教育主催・平成26年度優秀映像教材選奨中学校部門において優秀作品賞を受賞したもので、今回はシリーズ第3巻、第4巻です。今もなお存在する部落差別に対して「差別がどのように生起したのか」「被差別民衆はその中をどのように生きたのか」などを実証的に明らかにすることで、その解決の道筋を見いだしていこうとする内容で、授業の補助教材、社会啓発を深める場合の学習教材としても活用できるものです。


表紙    
第3巻『 近代医学の基礎を築いた人々』
【内容】
江戸時代中期、山脇東洋が日本初の医学解剖を実施し、17年後解剖を実現した杉田玄白は、『ターヘル・アナトミア』を手に人体解剖を見学しました。そのとき実際に解剖して見せたのは差別されてきた人々でした。このDVDでは貴重な原書を取材し、大切な命と向き合い、生きてきた人々の姿が描かれています。
 
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表紙    
第4巻『 明治維新と賤民廃止令』
【内容】
幕末、長州藩では差別された人々が「維新団」として活躍し江戸幕府が倒されました。しかし、成立した明治政府が出した「布告」は税を取ることが真の目的であり、加えて壬申戸籍の差別的な記載を許可したことなどで、差別はなくなりませんでした。最新の研究を基に公文書を読み解き、部落差別が近代になっても存続した構造を丁寧に描いています。
 
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こちらをクリックするとチラシをダウンロードできます。(PDF:292KB)