経営学部新井ゼミの学生が大阪観光局と連携し、大阪を訪れる訪日外国人観光客を対象とした観光まちづくりのプランを具現化する「学まち魅力創造プラン」が始動しました。
このプロジェクトは、昨秋、新井ゼミ生を中心とした学生チームが訪日外国人観光客向けの観光まちづくりのプランを競う「大学生観光まちづくりコンテスト」(後援:観光庁・文科省)大阪ステージにおいて第2位「大阪観光局長賞」を受賞し、プランの具現化を求められたことが経緯となっています。
2月10日には新井ゼミ生15名が参加し、大阪市大正区においてフィールドワークを実施しました。学生達は、まず、大正区役所において筋原区長から同区の概要や特徴についてレクチャーを受け、同区の人口減少、地域産業・商店街の空洞化、空き家問題など、鳥取と共通する地域課題に驚いた様でした。
その後、2チームに分かれて、レンタサイクルに乗って同区内でフィールドワークを実施し、川と海に囲まれた同区の「住民の足」である無料渡船や、沖縄県出身者の多い同区に数多く所在する沖縄物産、飲食店にも驚いた様でした。
フィールドワーク終了後は、大阪観光局において、同局関係者と若者、よそ者視点の大正区の観光まちづくりのあり方について活発な意見交換が行われました。
経営学部・新井ゼミでは今後も大阪でフィールドワークを実施し、大阪観光局と連携し観光マップの作成やSNSを活用した観光情報発信など実践的な活動に取り組む予定です。
■指導教員・経営学部 新井直樹准教授コメント
「大阪の様な大都市でもインナーシティの問題から鳥取市同様に人口減少が進展し、商店街空洞化や空き家問題など、地域の課題が共通している事を、まず、学生達に認識してもらいたい。その上で交流人口拡大のための観光振興策のあり方を現場で実践的に考えて欲しい。」




大阪観光局で関係者と協議