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TUESレポート

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協定校:ウラジオストク国立経済・サービス大学の研究者と交流事業を実施

平成25年7月10日(水)から15日(月)までの6日間 本学と交流促進協定を締結しているウラジオストク国立経済・サービス大学(以下、経済サービス大学)エコロジー・自然活用学部のイヴァネンコ・ナターリア准教授(生物学,応用エコロジー専攻)が来学されました。
この交流事業は、昨年9月に本学の河原副理事長ほかが経済サービス大学を訪問し、同大学のラザレフ学長と合意した内容に基づいて、企画した事業です。 → 関連記事はこちら(2012.10.02)

 

この交流事業の目的は、グローバルな環境問題に対して、国家間で各種法制度や産業構造などが異なるなか『相互の研究分野やテーマなど、より深く理解し合う』こと。そこで、本学サステイナビリティ研究所が主催するワークショップ『美しい海を取り戻そう-漂流ごみ情報の活用-( → 関連記事はこちら(2013.7.25)』への聴講参加を軸に、学術研究のみに留まらない幅広い交流事業を行いました。

 

来学後、古澤学長ほか本学役職員と懇談されたあと、早速、環境学部の吉永教授(海洋微生物学,微生物生態学)と角野准教授(生物地球化学,土壌学)と、現在の研究テーマや今後の研究プランなどについて情報交換。
ワークショップのテーマに沿って、陸上から海洋へとつながる汚染とその原因から話題は始まり、生息する動植物等への影響と環境改善の方策などへと拡がりを見せ、ナターリア准教授はロシア沿海地方でのセレン(Se)の土壌含有量の海洋への遷移について、吉永教授は東日本大震災後の海洋環境と地場産業の復興に関する研究ついて、また角野准教授はシベリアでの研究経験を活かした共同研究の可能性等について、それぞれの研究フィールドにつながりがあることを確認し合いながら、親交を深めました。

 

このほか、日本海沿岸の漂着ごみの視察や、梅雨明けの美しい海に白砂が映える「山陰海岸ジオパーク」の視察、そしてロシア語授業への飛び入り参加など、滞在日程はバリエーションに富んだものとなりました。

 

このたびの事業を契機に、一層の研究交流の促進と学生間交流の実施を目指していきます。

ウラジオストク国際経済・サービス大学の研究者との交流事業

~ 以 上 ~