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1月7日(月)『歴史科学捜査班』(BS11)に本学の教員が出演します!

古代ミステリー 出雲大社 巨大神殿はあったのか?

出雲大社本殿は我が国において最も古い由緒をもち、かつ最も高大な社殿でした。大社の伝承によると、古代にあって高さは十六丈(約48m)に及び、文字どおり、雲より出ずる外観を呈していたといいます。この社伝などに基づいて故福山敏男教授(京都大学)は高さ48mの復元案を戦前に描かれましたが、その後多くの若手研究者の批判にさらされました。ところが、1999~2001年の発掘調査によって直径130㎝前後の柱を三本束ねた柱根が3ヶ所でみつかり、福山教授の復元案が再評価されることになります。2007年には、島根県立古代出雲歴史博物館の開館にあわせて、5人の建築史研究者が大型本殿の復元案を競いあい、それぞれの復元模型が館内に比較展示されています。本学環境学部浅川滋男教授も復元に挑んだ一人です。
BS11 (イレブン)の番組「歴史科学捜査班」は、こうした出雲大社大型本殿復元の問題に取り組み、「古代ミステリー 出雲大社 巨大神殿はあったのか?」という番組を制作中です。番組では、浅川教授が、出雲大社本殿と復元模型の説明役として出演します。ロケは12月3日におこなわれ、出雲大社瑞垣(みずがき)内側での撮影になりました。平成大遷宮(2013)の後、テレビカメラがこの聖域に入るのは初めてのことであり、貴重な映像が流れることになりそうです。

 

番組のオンエア情報は以下のとおりです。

 

放送日時: 2019年1月7日(月)午後7時~8時(再放送の可能性あり)
放送局: BS11
番組タイトル: 歴史科学捜査班「古代ミステリー 出雲大社 巨大神殿はあったのか?」
出演者: 宮本隆治(元NHKアナウンサー)他

 

関連リンク先

古代ミステリー 出雲大社 巨大神殿はあったのか?

 

楼門越しに出雲大社本殿を望む楼門越しに出雲大社本殿を望む
玉垣より内側の出雲大社社殿群(側面)玉垣より内側の出雲大社社殿群(側面)

 

福山敏男氏の本殿復元案(平安時代) @島根県立古代出雲歴史博物館福山敏男氏の本殿復元案 高さ48m
(平安時代)@島根県立古代出雲歴史博物館
浅川教授の本殿復元案(左端 鎌倉時代初期) @同左浅川教授の本殿復元案 高さ41m
(左端 鎌倉時代初期)@同左