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COC事業【麒麟の知(地)による学生教育プログラムの開発・展開】

学生・卒業生の地域活動

COC事業では、正規の科目以外でも学生の地域活動を推奨しています。これは学生自らが麒麟地域で活動する中で、様々な課題に気づき、そしてその課題を解決するための知識の修得を目指すことで、大学での学修に取り組む励みにしてもらうためです。しかし、学生たちの地域活動には、地域の協力と大学のバックアップが必要です。そのためにCOC事業では、麒麟地域の自治体や各種団体、そして個人の活動を、情報として学生に提供したり、学生の考えた企画や研究計画に対して助成金を出したりするプログラムを用意しました。また、「麒麟プロジェクト研究」などで地域を題材とした研究を果たした学生が引き続きその地域と関わり続けたり、学内で学生の間で情報を共有したりするための自由空間として「麒麟学生コミュニティ」もあります。

さらに、学生が麒麟地域に溶け込むうえで、この地域に生活の場を持つ本学の卒業生の存在は重要です。そこで卒業生と在学生が自由に交流できる場として、「麒麟塾」を開催します。この場を通じて、卒業後も鳥取に定住することを考えている学生には、さまざまなノウハウを提供でき、またこの地域の中で必要な人的ネットワークを構築することが期待できます。最終的に、学生は卒業論文として、あるいはそれ以外の活動報告として、地域にその研究や活動の成果を還元することで、双方にとってメリットとなるようにします。