本学の特別演習A・B・Cは人間形成教育科目の一つで、思考力や視野を広げる学びの土台を築き、社会問題を多角的にとらえる力を養成し、知識だけでなく時代を生き抜くための確かな教養を身につけるための科目です。
今年度最初に実施された特別演習A「地域社会体験学習」(担当:吉田 聡 教授)についてご紹介します。このプログラムは参加学生が、プロサッカーチームの主催試合の運営を体験し、スポーツボランティア、スポーツイベント、総合型地域スポーツクラブというキーワードの下で「地域とスポーツ」について学ぶというものです。
令和8年5月23日、24日に鳥取市のAxisバードスタジアムで学生は、Jリーグディビジョン3(J3)加盟の「ガイナーレ鳥取」の公式戦の主催試合の運営を体験しました。体験学習前に2回の事前学習を行い、1回目ではガイナーレ鳥取スタッフの濱田正人氏にお越し頂き、サッカーだけに留まらない、地域と連携して取り組むガイナーレ鳥取の社会貢献活動について説明して頂きました。2回目では、そのガイナーレ鳥取の活動を一般的な見地から理解するため、スポーツボランティア、スポーツイベント、総合型地域スポーツクラブについて考察しました。このように体験する活動の意味や意義を理解するための準備をし、体験学習に臨みました。当日は、ガイナーレ鳥取ボランティア『WINGs』に参加する地域の皆さんと活動し、無事に実習を終了しました。
後日学生による報告会では、「ボランティアの無償労働という面を肯定的に捉えていなかったが、ボランティアに参加する人たちが地域やチームを支えたいという意思を持って活動していることを知り、ボランティアに対する理解が改められた」「前準備で観客席や手すりまでも磨き上げ安全で快適な観戦を支えること、来場する子どもに喜ばれる企画でもてなし、チームやスタジアム観戦を好きになってもらうことなど、チーム貢献への気持ちの強さを知った」「『WINGs』には様々な年齢層の方が所属されており、高齢者も多く活動している。そこでは年齢を超えた交流の場となり、それぞれの人にとっての「第三の居場所」になっていると感じた」などそれぞれ感想を述べました。
報告会の最後に、濱田氏から、「ガイナーレ鳥取『WINGs』方々は、地域クラブへの愛着だけでなく、チームを支える仲間同士の一体感にも魅力を感じ参加してくれている。選手にとっても大きな支えであり、この活動が持続的なものとなるように、私達もその気持ちを大事にし次世代へ繋いでいく努力をしていく」と結びました。
学生による発表
スポーツボランティアの魅力を伝える濱田氏
報告会を終えて