
本学と中央大学は、連携協力協定に基づく交流事業の一環として、令和7年9月4日(木)から6日(土)までの3日間、「里地里山の新たな役割を探る」をテーマに、両大学の学生(以下「学生達」という。)が参加する共同フィールドワーク(※)を実施しました。
(※)
中央大学との共同フィールドワーク(サマースクール)の実施について.
https://www.kankyo-u.ac.jp/tuesreport/2025nendo/0919/
フィールドワークに参加した学生達は、令和7年12月13日(土)に中央大学多摩キャンパスで開催された「中央大学FLP環境・社会・ガバナンスプログラム期末成果報告会」において、学修成果の発表を行いました。学生達は、実際に訪問した「高尾の森自然学校」、「塚本郷」、「中央大学多摩キャンパス」の3グループに分かれ、互いに意見を交わしながら検討を重ね、発表資料を作成しました。
報告会当日は、各グループが10~15分程度、発表資料に基づきフィールドワークでの活動内容と、活動を通して得られた知見や学生による考察について発表を行いました。
「高尾の森自然学校」のグループは、森林整備や自然観察の体験を通じて、適切な間伐や継続的な手入れが林内環境の改善や生物多様性の維持につながることを学び、人の関わりが森を豊かにすることへの理解が深まったと発表しました。
「塚本郷」のグループは、里地里山が都市化や開発の影響を受ける中で、管理の担い手不足という課題を抱えている現状を把握し、里地里山が持続していくための新たな役割や活用の必要性について考察しました。
「中央大学多摩キャンパス」のグループは、多摩丘陵の地形を活かしたキャンパス環境を見学し、里山環境や生物多様性が教育・研究に活用されていること、また日常の学習環境に自然が組み込まれている意義を確認しました。
本サマースクールを通して、学生達は里地里山を単なる「保全の対象」として捉えるのではなく、「主体的に関わり、学び続ける場」として認識するようになりました。さらに、成果報告会での発表を通じて、フィールドワークでの活動内容や、そこで得られた知見について理解を一層深めることができました。
報告会終了後には、参加者が飲食店に移動し、学生間の交流を行いました。学生達は、フィールドワークの内容や互いの関心分野、両大学の学修環境、進路などについて意見交換を行い、活気ある交流を通じて、両大学の親睦をより一層深めることができました。
今後も本学では、学生の成長を支える教育活動の充実を図り、大学間連携による実践的な学びの機会を推進していきます。
中央大学での記念撮影
学修成果の発表①
学修成果の発表②
アイスブレイクの様子