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TUESレポート

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令和8年度 地域イノベーション研究センターシンポジウム「水と土と酒、テロワール」を開催しました

 令和8年10月15日(木)、地域イノベーション研究センター主催のシンポジウム「水と土と酒、テロワール」を開催しました
 本シンポジウムは2部構成で行われ、第1部では本学地域イノベーション研究センター研究員による令和7年度の研究成果報告を、第2部では学外から講師をお招きした講演(基調講演・話題提供等)と試飲会(テイスティング)を兼ねたオープンセッションを実施しました。
 第1部の研究成果報告では、本学教員らが令和7年度に取り組んだそれぞれの研究について発表を行いました。第2部前半の基調講演では、はじめに元筑波大学教授の久田健一郎氏が登壇しました。久田氏は、日本酒の味わいが仕込み水に大きく左右されることに着目し、全国規模で収集した仕込み水の化学分析や試飲を通じて、特徴的な味わいの違いがあることを明らかにしました。そして、その違いをもたらしているのは、仕込み水の取水地(醸造地)における大地の歴史や岩石・地層の要因であり、その土地の風土が育んだ「仕込み水」が酒の味わいに深く反映されているのだと解説しました。
 続いて、地方独立行政法人鳥取県産業技術センターの企画・連携推進部長・西尾昭氏が登壇しました。西尾氏は同センターの役割と使命(技術支援から研究開発、人材育成等)を紹介したうえで、酒類分野における具体的な製品化・研究開発事例を解説しました。
 講演後は会場を移動し、日本酒やワインの製造・酒類販売に携わる企業の方々が、生産やマーケティングの立場から酒類をより多くの人に広く知ってもらい、その魅力を伝えるための活動や販売戦略についてお話しいただきました。試飲会では参加者が会場内の試飲ブースで、鳥取県産のワインや日本酒を味わいました。酒と「仕込み水」との比較も好評で、ブースを担当する講師の説明を聞きながらその繊細な味の違いを体験しました。
 参加者からは、「岩石が水質に影響していることが興味深かった」「醸造に関わる方の解説を聞きながら飲み比べることで、より美味しく感じられた」などの感想が寄せられました。
当センターは、今後も地域課題に取組み、地域へ寄与する研究等に取組んでまいります。
(※)本学研究員による成果報告について、本年11月に研究成果報告書『2025(令和7)地域イノベーション研究vol.13』(web版のみ)として公開予定です。

プログラム 発表者・講師 タイトル
第一部
研究成果
報告
公立鳥取環境大学環境学部環境学科
准教授 山本 敦史
鳥取県内生産者と共創する食材価値とその発信
公立鳥取環境大学環境学部環境学科
准教授 角野 貴信
鳥取県産農林産物の品質に与える生産環境及び環境管理の影響
公立鳥取環境大学経営学部経営学科
准教授 山口 和宏
農産物及び農産加工品の商品周知と販売戦略に関する研究
第二部前半
基調講演
講演
公益社団法人東京地学協会
監事 久田 健一郎 氏
(元国立大学法人 筑波大学教授)
地質(土)が生み出す仕込み水
(地方独立行政法人)鳥取県産業技術センター
企画・連携推進部長 西尾 昭 氏
産業技術センターの支援事例について
第二部後半
話題提供
試飲会
谷本 暢正 氏(株式会社谷本酒店 代表取締役社長)
岡空 聡 氏(千代むすび酒造株式会社 代表取締役社長)
野口 涼 氏(株式会社兎ッ兎ワイナリー 取締役)

 

基調講演を行う久田 健一郎氏基調講演を行う久田健一郎氏
話題提供を行う野口 涼氏話題提供を行う野口涼氏
試飲会で参加者の質問に答える岡空聡氏試飲会で参加者の質問に答える岡空聡氏