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TUESレポート

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令和8年度 特別演習C「キノコ・菌類研究とシイタケ栽培の現状」を実施しました

 本学の特別演習A・B・Cは人間形成教育科目の一つで、思考力や視野を広げる学びの土台を築き、社会問題を多角的にとらえる力を養成し、知識だけでなく時代を生き抜くための確かな教養を身につけるための科目です。

 今年度実施された特別演習C「キノコ・菌類研究とシイタケ栽培の現状」(担当:環境学部 佐藤 伸准教授)についてご紹介します。

 このプログラムでは参加学生がシイタケをモデルにキノコ栽培の方法について学びます。前半の事前学習では、本学教員の佐藤 准教授より微生物学の基礎とキノコ全般について学び、後半の演習では、原木シイタケ栽培の現地視察や栽培ビンからエリンギ、エノキタケのもぎ取り体験(有限会社北村きのこ園)を通じて、キノコ栽培の理解を深めるというものです。またこの授業の実施にあたり、鳥取市に所在する一般財団法人日本きのこセンター菌蕈研究所(以下、「きのこセンター」と称する。)に協力を依頼し、より深い専門知識にも触れる機会となりました。

 この演習は3日間をかけて実施されました。そのうち9月18日最終日の学生の様子を取り上げます。

 まず履修生4名は、佐藤 准教授と、きのこセンターの牛島 秀爾先生と共に、大学構内に自生するキノコの探索に出かけました。本学は里山が間近に広がる緑豊かな高台の住宅地の中に所在しており、キャンパスも混成林に囲まれているため、9月の後半になると学内のいたるところでキノコを見つけることができます。学生らは採取したキノコを研究室に持ちかえり、図鑑で調べたり、顕微鏡で胞子の観察をしたりしながら、キノコの同定に挑戦しました。

 野生キノコの分類が専門の牛島氏は、「キノコは同じ仲間に分類されるものでも何十種類とあり、中には毒(ヒトにとっての毒)になるものがある。その判別は専門家でも難しく、安易に食するのは危険である。しかし、毒のないキノコはとても味わい豊かで美味しく食される。またキノコは、樹木の根と共生し、植物が光合成では作れない栄養分を樹木に分け与えることで木の成長を助けたり、落ち葉や倒木を分解し、有機養分を土壌に還す有用な働きをする生物でもある。近年、気候変動などの関係でキノコは大きく影響を受け、ふだんその地に見られなかった種類のものが発見されている。」と語り、身近に広がるキノコの魅力についても知ることができました。

 参加した学生からは、「きのこセンターを視察した際、食用きのこの開発が興味深く面白そうだと思った」「キノコの成り立ちや栽培の仕方を詳しく知ることができた」「意外と多くのキノコが学内に生えていることに驚きつつ楽しく採取できた」といった声が寄せられました。

学内キノコ探索学内キノコ探索
キノコの名称を調べる学生たちキノコの名称を調べる学生たち
顕微鏡でキノコの胞子を観察顕微鏡でキノコの胞子を観察
演習を終えて演習を終えて