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TUESレポート

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地域課題への研究成果を還元 ~地域イノベーション研究センター 平成29年度 研究報告会を開催~

平成30年3月9日(金)に鳥取県立図書館の大研修室において「地域イノベーション研究センター(※以下、センター)平成29年度 研究報告会」を開催しました。
センターは「地域課題の調査・研究成果を広く社会に提供することで鳥取県固有の豊かな地域生活の実現に寄与する」ことを設立趣旨としています。今回の報告会では5名の教員が講演を行い、近隣自治体、商工団体の関係者のほか、一般の方も含め計25名の方に聴講いただきました。
冒頭、吉永センター長から、「地方においては、地域の様々な課題に焦点をあてて、新しいことを考えていくことがイノベーションのあるべき姿。課題ひとつひとつに対して、いろいろな側面から見て、複数の課題に複数のアプローチを考えていかなければいけないと意識している。本学の地域イノベーションセンターでは、常にばらばらな課題を頭に置き、結びつけながらいい方策を探ることを理念としている」という挨拶を皮切りに、各講演者から以下のテーマについて発表を行いました。
これらの地域課題は、全国的に課題となっているものも多く、このような研究及び実践活動を通じて、地域の今後のあり方を参加者と考える良い機会となりました。

 

1.倉持准教授「鳥取市中心市街地における高齢者の買い物実態に関する基礎調査」
2.太田特命准教授「鳥取市における沿岸漁業の現状と課題」
3.笠木准教授「鳥取県におけるシカの分布と森林植生の食害状況の把握」
4.角野准教授「不撹乱環境下における土壌有機物代謝過程の分子動力学的解析」
5.戸苅講師「マイクロ波照射を用いた下水汚泥からのエネルギー回収システム
       ~嫌気性消化による下水処理場のエネルギー回収拠点化~」

 

挨拶する吉永センター長挨拶する吉永センター長
会場の様子会場の様子

 

報告の様子報告の様子