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【環大スタディ】環スタレポート

学生スタッフからのメッセージ

カンスタは、私が教職課程を履修し始めてから、継続して力を入れ取り組んできたことのひとつです。地域の小・中・高生を対象に、学校生活を少しでもサポートできたらという思いで活動しています。普段はテストや受験に向けた勉強を一緒に取り組んでおり、私自身の良い復習にもなっています。一方で、カンスタは私の1週間の楽しみのひとつでもあります。分からない問題を溜めて持ってきてくれる生徒、悩みを打ち明けてくれる生徒、私たちと遊ぶために来てくれる生徒など目的は様々ですが、どの生徒もみな「カンスタは楽しみだ」と言ってくれることがとても嬉しくやりがいも感じています。最近では、勉強が得意ではなかった生徒が定期テストで学年1位を取ったことを報告してくれた嬉しそうな顔がとても印象的で、私自身も自分のことのように嬉しく誇らしくなりました。毎週元気にカンスタへ来てくれる生徒からいつも元気をもらっており、カンスタのあとは自然と笑顔で溢れます。生徒と学生が関わる貴重な場であるカンスタをこれからも大切にしていきたいです。

(2015年度入学4年 山本彩乃)

 

 

私は志半ばにして教職課程を辞退しましたが、教職の先生や卒業された先輩方、カンスタに参加していた子どもたちの後押しがあり、現在もカンスタに参加できています。私にとってカンスタは教職辞退後も教育に関わることのできる唯一の環境であり、週に一回の楽しみです。そのようなカンスタには様々な子どもたちが来ています。例えば、テスト前で勉強を頑張りたい子、学校生活のことを話しにくる子、様々です。以前、高校物理の内容が難しくて大学生全員で考えるということもありました。そのような大きな壁に当たっても、絶対に笑顔を忘れず、子どもたちと真剣に向き合うことを続けています。小さなコミュニティですが、互いに学びあえる良い環境です。地域の小・中・高校生、教職学生の皆さん、ぜひ参加してみてください。

(2015年度入学4年 林 稔真)

 

 

私にとってカンスタは自分を成長させてくれる場所です。なぜならカンスタに参加している中学生・高校生と一緒に勉強に取り組むことで私の理解不足の部分が明確になるからです。加えてそれぞれの中学生・高校生に合う分かりやすい説明をすることは、私の指導力向上に繋がります。そしてどうしたら内容を理解してもらえるか、その方法を試行錯誤するうえでカンスタは貴重な機会となっています。そうした点で、私を成長させてくれる場所です。また勉強だけでなく、参加してくれる中学生・高校生との会話も普段の生活のなかでは貴重な経験となるとともに、楽しみの1つとなっています。カンスタは、将来教員を目指す方にとって指導力を磨く絶好の機会となると思います。ぜひ参加してみてください。

(2016年度入学3年 川竹 慶)

 

 

カンスタは、あくまでも勉強する場所です。勉強が嫌いだと言いつつも、皆それぞれ目的を持って来て、なんだかんだ楽しんで勉強しています。「勉強分からん」「宿題が終わらん」「友達に会う」「話したい」など、目的は人それぞれ。しかし、「必ず勉強をする」ということは共通しています。そうと分かっているのに、やってくる。むしろ、カンスタにいる間は、楽しんで勉強してくれています。だからこそ、カンスタは強いのです。勉強する習慣と、意欲的な学習ができ、分からないところを大学生が教えてくれるのは、カンスタの強みです。
そして、教える側の大学生もまた、中・高生から学びます。どうすれば分かりやすく教えられるか、内容に興味を持ってもらえるか。中・高生たちは正直なので、ダメなところは指摘してくれます。指摘されたところを改善し、すぐ次に生かせるのも、カンスタの良いところです。
互いに成長し合えるカンスタでの経験は、教員になる上で大変貴重なものです。

(2016年度入学3年 阿部 教至)

 

 

私は、3年生の後期に入って初めてカンスタに参加しました。初めは、教育実習が近づいて来る中で、中学生と触れ合う機会をつくらなければという使命感の中、足を運びました。しかし、回数を重ねていくうちに生徒と打ち解け、今では「できる限りカンスタに参加したい!」と思うほどです。カンスタに行くこと、生徒のみんなに会えることが、私の楽しみの一つとなりました。
カンスタでは、スタッフと生徒の距離が近い環境だからこそ、分からないことを分かるまで教えられます。また、たわいのない会話をする中で、生徒がありのままの自分を出せる場所でもあると感じました。普段の生活の中で中学生や高校生と触れ合う機会はなかったため、とても良い経験となっています。
まだ参加して間もないですが、これからもカンスタを通して、自分自身も参加している生徒もお互いに成長できる場となるよう努めたいと思います。

(2016年度入学3年 大井 有美衣)

 

 

ある日、いつも一緒に勉強をしている生徒がカンスタにきて早々、「質量パーセント濃度イコール、溶質割る溶液だでな、溶液は溶媒足す溶液のことだでな?」と話しかけてきました。前の週に質量パーセント濃度に躓いていたため、「ここは大切なとこだけれど、躓きやすいからしっかり覚えよう」と言っていっしょに学んだところです。覚えることを苦手としている生徒がきちんと覚えてきてくれて、それを自主的に私に話してくれたことがとても嬉しく印象に残っています。このような経験は普段の大学生活ではできず、カンスタに来てくれる生徒、カンスタを実施してくれている大学側に感謝しています。しかし、現在のカンスタは、生徒数が減少傾向にあります。気軽に大学生に勉強を教えてもらえる場所として、話ができる場所として、もっともっと盛り上げていきたいところです。たくさんの中学生、高校生をお待ちしています!

(2016年度入学3年 田邉 愛花)