2月14日(土)、第5回中学生のためのサイエンスカフェ(わかとり科学技術育成会主催)がまちなかキャンパスで開催されました。
神戸村野工業高等学校教諭の北野貴久先生を講師にお迎えし、「マジックを科学する」というテーマで、楽しい科学マジックを伝授していただきました。
北野先生は、生活の工夫の中から、手品を始められました。それは、阪神淡路大震災がきっかけでした。当時の神戸市長田区は最大の震災被災地で、救援物資は缶詰が多かったのですが、缶切りがなく、食べられない人が多くいました。そこで、スプーンで缶詰を開ける方法や、ロウソクの火が風で消えない方法等を考案されました。
会場では、缶詰開封の実演の後、ロウソクを水に浸した新聞紙で包み、新聞紙にロウが染み込んで芯と風よけになり、風で消えないことが示されました。
続いて、19種類もの様々な手品が披露されました。以下でその一部をご紹介します。
- マジックインクの色当て
- 絵に描いた蛸をいじめて墨を出させる
- スプーン曲げ
- ナットの熱膨張
- 記憶術の名人
- 2枚の紙に書いた数字を一方の紙を燃やして当てる
- 気柱の共鳴による遠隔操作
- 裏返すと向きが変わる絵
参加者は、小学生3名、中学生1名、高校生1名、一般6名で、「とても興味深くわかりやすかった」「頭の体操になった」「マジックを家族相手に披露してみたい」などの感想がありました。
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