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TUESレポート

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シンポジウム「地球の未来、 地域の知力 ~環境問題の解決に向けて~ 」を開催

平成26年2月11日(火・祝)、本学大講義室において、シンポジウム「地球の未来、地域の知力 ~環境問題の解決に向けて~ 」を開催しました。

 

このシンポジウムは、本学と総合地球環境学研究所(以下「地球研」)が2013年3月に締結した学術交流に関する包括協定の一環として企画・開催したもの。「人と社会と自然との共生」の実現に貢献する有為な人材育成と創造的な学術研究を基本理念にしている本学と、地球環境問題の解決に向けて国際的に研究プロジェクトを展開している地球研、そして最先端の乾燥地研究を行っている鳥取大学乾燥地研究センター(以下「乾地研」)のコラボレーションにより、「地球の未来、地域の知力」を参加者と一緒に考え、共有することを目的としました。

 

当日は、本学 古澤 巖学長と平井 伸治鳥取県知事の挨拶で開会。続いて宇宙飛行士&ジャーナリストで、京都造形芸術大学芸術学部教授の秋山 豊寛 氏による基調講演が行われました。旧ソ連の宇宙船「ソユーズ」での宇宙体験から感じた大気や水の生き物との関わりや、農業活動を通じて得た広い見地から環境問題や社会システムについて論じて頂きました。

 

続いて、地球研の田中 樹准教授からは、アフリカの砂漠化問題を通じた環境問題を、本学環境学部の小林 朋道教授は里山と都市部の連携による持続可能社会の可能性について、乾地研センター長の恒川 篤史教授は食糧問題と土地再生の観点から、それぞれ環境問題の解決に向けた「地球の未来、地域の知力」の視点での講演がなされました。(発表資料はこちらから)

 

また、講演者4名がパネリストとなり、地球研の阿部 健一氏、本学環境学部の横山 伸也教授がコーディネータを務め、パネルディスカッションを展開。この模様は、講演中に参加者からツイッターを通じて寄せられた質問や意見に答える形で進行され、参加者とパネリストが交流する活発なパネルディスカッションとなりました。

 

最後に地球研所長安成 啓三氏による挨拶で締めくくられた当シンポジウムは、本学および鳥取大学の学生も数多く参加していたほか、小中学生から大人まで幅広い年齢層の方々約400人参加され、盛況のうちの閉会しました。

 

本学では今後も地域の知の拠点として、本学の教育・研究成果を生かした講演会、シンポジウム、公開講座等を開催し、地域に開かれた大学づくりを目指します。

 

秋山氏 田中氏
秋山 豊寛 氏 田中 樹 氏

 

小林教授 恒川氏
小林 朋道 教授 恒川 篤史 氏

 

パネルディスカッション 田中氏
パネルディスカッション 会場の様子


当日の発表資料