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TUESレポート

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地球環境問題のさらなる解決を目指して  ~ 総合地球環境学研究所(京都市)と学術交流に関する包括協定書を調印しました ~

平成25年3月11日(月) 本学は、地球環境問題の解決に向けて国際的に研究プロジェクトを展開している総合地球環境学研究所(大学共同利用機関法人 人間文化研究機構、京都市、立本成文所長、以下「地球研」)と、両機関間の交流と協力を促進し、教育及び研究内容の充実、発展を図ることを目的とした学術交流に関する包括協定書を調印しました。
地球研は、地球環境学の総合的研究を行うことを目的として、平成13年4月に創設された大学共同利用機関。「人間と自然系の相互作用環の解明」と「地球環境問題の解決に資する研究」の両面を追求し、「総合地球環境学」の構築を目指して、国内はもとより世界各国から研究者が集い、先進的な研究プロジェクトを展開しています。
本学と地球研の関わりは、古澤学長が地球研創設に携わったことに始まり、教員も地球研の研究プロジェクト・リーダーを務めるなど過去から脈々と築かれていましたが、このたび正式に協定化したものです。
調印後には、古澤学長は「この協定締結は、本学の教員や学生にとって大変意義深いもの」とし、立本地球研所長は「鳥取環境大学の基本理念“人と社会と自然との共生”は、地球研に相通ずるもの。この度の協定調印により、従来からの交流の芽が大きな芽に変わった」とコメントされました。
引き続き行われた懇談では、過去に地球研でプロジェクト・リーダーを務めた環境情報学部の福嶌特任教授は、「今後もより環境問題について視野を拡げる必要があり、地球研におかれても社会科学系の研究プロジェクトが増えれば良いと思う。今後様々なアイディアにより研究が相互に展開されることを期待したい」と述べ、立本地球研所長は、「現状、地球研では研究プロジェクトが中心だが、どのような交流でも実施したい」、佐藤地球研副所長は「我々のミッションは地球環境学を作ることだが、教育組織を持っていない。そこを鳥取環境大学と実践してみたい」とそれぞれに今後の期待と抱負を述べられました。

総合地球環境学研究所との調印式