シンポジウム「山林寺院の原像を求めて-栃本廃寺と摩尼寺「奥の院」遺跡-」を開催しました

シンポジウム「山林寺院の原像を求めて-栃本廃寺と摩尼寺「奥の院」遺跡-」を開催しました

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最終更新日:2011-12-22

12月17日(土) 鳥取市の重要文化財「仁風閣」においてシンポジウム「山林寺院の原像を求めて-栃本廃寺と摩尼寺「奥の院」遺跡-」を開催しました。
山陰海岸ジオパークの扇ノ山エリアに位置する国史跡「栃本廃寺跡」(鳥取市国府町)には、山間部の伽藍に塔・金堂・講堂などの7世紀に遡る遺構が残っており、鳥取市教育委員会が長年の調査研究を反映して遺跡環境整備を行っています。また、同鳥取砂丘エリアに位置する因幡一の霊山、喜見山摩尼寺「奥の院」遺跡(鳥取市覚寺)は、本学建築・環境デザイン学科浅川滋男教授の研究室が発掘調査を実施し、遺物の自然科学的分析とともに建築考古学的復元研究を進めています。
このシンポジウムは、両遺跡の発掘調査に基づき、鳥取市教育委員会と共催で開催しました。
はじめに、奈良文化財研究所遺構研究室長の箱崎和久氏が、これらの遺跡に代表される「山林寺院」の研究動向について、続いて、前倉吉市教育委員会次長の眞田廣幸氏が中国最古の岩窟寺院「キジル千仏洞」について講演された後、栃本廃寺、摩尼寺「奥の院」両遺跡の発掘調査報告が行われました。
後半のパネルディスカッションでは、浅川教授のコーディネートにより、学術的に不明なところの多い「山林寺院」について、両遺跡の調査報告からその実像に迫るとともに、これらの文化遺産を山間地域の再活性化にいかに活用すべきか、会場の参加者(約70名)から出た質問を交えながら、活発な討議が行われました。最後に、本学建築・環境マネジメント学科中橋文夫教授が、グリーンツーリズムの観点から摩尼寺「奥の院」遺跡の文化的景観の保全・活用・整備策について提案を行い、参加者一同は地域における文化的景観の保全活用の重要性について確認しました。
このシンポジウムの詳細は、後日報告書にまとめて刊行する予定です。

 

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