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TUESレポート

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地球環境講演会 ―宇宙から地球を見る― を開催!

平成22年10月26日 東海大学教授の坂田俊文先生を講師としてお迎えし、「地球環境講演会-宇宙から地球を見る-」を開催しました。
本学環境マネジメント学科 岡本謙一教授によるオープニングの挨拶および坂田先生の紹介の後、トレードマークのテンガロンハットを被った先生が登壇されました。
当日はあいにくの雨模様でしたが、会場には約200名の市民の方や学生が来場し、先生が放つ独特の雰囲気の中、人工衛星の画像を見ながら繰り広げられる地球誕生の話や地質のこと、また古代遺跡の発見などの解説に興味深く聞き入っていました。

地球環境講演会
共同開催 : 東海大学情報技術センター、独立行政法人情報通信研究機構、鳥取環境大学

東海大学坂田教授 <講師>
工学博士 東海大学教授
坂田 俊文(さかた としぶみ)氏 プロフィール


東京生まれ。千葉大学工学部卒業後、東京大学生産技術研究所を経て、イタリア・ボロニア大学、 ドイツ・ミュンヘン大学に留学。1971年東海大学教授、1979年東海大学情報技術センター所長、 1994年東海大学宇宙情報センター所長を兼任し、数々の衛星画像データの研究を進めた。 1995年以降は(財)地球科学技術総合推進機構理事長(2007年迄)、会長(2010年迄)、(独)宇宙航空研究開発機構技術参与(2008年迄)を努め、現在も地球科学技術の推進、 リモートセンシング技術の研究開発、衛星開発などに携わっている。
日本の画像情報工学のパイオニアとして地球観測に取り組む。地球の衛星画像の分析をもとに環境汚染についての警告を発し続けている。宇宙開発から軍事問題、古代史、自然災害問題に到るまで幅広い分野で活躍。
法 隆寺の消失した壁画の復元、百済観音像を鮮やかな色彩に復元するなど科学技術を駆使し、古代の重要文化財を当時の姿に蘇らせることに成功。早稲田大学との 共同プロジェクトではエジプト・ダハシュールのピラミッドを“宇宙からの眼”(人工衛星からの探査)で発見、大きな話題となる。「宇宙考古学」という分野 を切り拓いた第一人者である。
宇宙飛行士との仕事も多く、毛利宇宙飛行士、向井宇宙飛行士がスペースシャトル搭乗時に行ったハイビジョンカメラで の撮影をNASAジョンソンスペースセンターから誘導・指示した。また、これまでに数々のテレビ番組に出演し、宇宙から見る地球の姿をわかりやすく紹介し ている。「世界一受けたい授業」出演時には、『「上空500 km からの地球鑑賞会!」~誰も見た事のない驚きの地球の姿~』で講師を務めた。