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TUESレポート

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環境省開催の国際会合において、本学 田中教授が議長をつとめました

3月9日及び10日に東京にて環境省と国際連合環境計画(UNEP)が協力し開催した国際会合、「UNEP水銀パートナーシップ第2回廃棄物管理分野会合」において、本学サステイナビリティ研究所長・環境マネジメント学科 田中 勝教授が議長をつとめました。
「UNEP水銀パートナーシッププログラム」は、水銀を環境に排出しない様に各国が自主的取組を行っており、我が国は廃棄物管理分野のリード国を務めています。
米国、ドイツ、中国、インド、タイ、フィリピン等12カ国の政府担当者、国際機関、NGO等約40名が出席した今回の会合では、地球温暖化対策として多くの国で蛍光灯の導入が進み、その結果廃棄される蛍光灯の回収・処理が課題となっていることなどが明らかになりました。そうした途上国のニーズを踏まえて、 水銀廃棄物管理分野の優良取組事例をとりまとめた指針づくりをさらに進めていくこととなりました。また、廃棄物に含まれる水銀を削減するためには、製品中 の水銀含有量に係る情報の普及と水銀不使用の製品への代替が重要であり、製品中の水銀削減に関するパートナーシップとの協力が必要であること等の認識が共 有されました。
今後は、本会合での議論を踏まえて、引き続き我が国が中心となってガイダンス文書の作成を進めていくこととなりました。本会合の関連資料は、追って以下のUNEP水銀パートナーシップのウェブサイト(言語は英語です→http://www.chem.unep.ch/mercury/partnerships/new_partnership.htm )において公表される予定です。
(環境省の関連ページはこちらから→http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=12253

国際会合の参加者
国際会合の参加者(田中教授は最前列中央)