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TUESレポート

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浅川研究室が、推定「卑弥呼の館」の復元に取り組みました

奈良県桜井市の纒向遺跡で出土した推定「卑弥呼の館」を復元した。 これまで浅川研究室は青谷上寺地遺跡で出土した約7000点の建築部材から 弥生時代の「楼観」などの復元研究に取り組んできたが、推定「卑弥呼の館」は その延長線上にある最新の弥生建築研究である。外観は古墳時代の 入母屋造家形埴輪をモデルとして、その構造材の90%以上に 青谷上寺地の建築部材を採用した。平面は4間×4間で、 後の紫宸殿(内裏の正殿)の源流ではないかと推定し、4隅に階段を設けた。 この建物が紫宸殿の源流であるならば、魏志倭人伝にいうところの「宮室」そのものと言えるだろう。

推定「卑弥呼の館」1

推定「卑弥呼の館」2

※このページに掲載されたCG・図面を報道に利用したり、著作物に引用転載する場合、浅川研究室の許可が
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復元CG制作: 鳥取環境大学建築・環境デザイン学科浅川滋男研究室
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