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TUESレポート

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低炭素循環型社会の構築に向けて、地域ぐるみの産学共同研究スタート!

平成21年3月30日 本学は、平成20年度に文部科学省が募集した補助事業「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」に「廃棄物系バイオマスの利活用を核とした低炭素循環型社会の構築に関する研究」を応募し、採択されています(平成20~22年度)。そして本日、上記研究の一環として、地域と消費者に密着・業務展開されているトスク株式会社様(本社:鳥取市)と本学が共同し、鳥取市内にある同社3店舗(吉方店、吉成店、雲山店)を通じて廃食用油を回収する研究を行うため覚書を取り交わすとともに、BDF(バイオ・ディーゼル・ フューエル)精製装置の運転開始式を行いました。この新しい精製装置の能力は日量100リットル。本学の従来機(日量40リットル)の2.5倍の精製が可能となり、一層の利活用が見込まれています。
覚書締結式に際して同社代表取締役社長の依藤氏から、「地元とともに、暮らしとともに」をモットーとしているトスクが協力することで、この研究が深く地域に根付くことを念願しているとのご挨拶を頂きました。今後は先述の3店舗の出入口に廃食用油回収ボックスを各2台設置し、持参されたお客様に同社の買い物ポイントを1ポイント(=1円)進呈するなどして、廃食用油の回収率向上と環境問題に対する意識の向上を目指していきます。

地域ぐるみの産学共同研究スタート