第13回TUESCUP
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公立鳥取環境大学では、日本全国の高校生が地球環境問題を考え、将来の環境保全及び環境問題解決の担い手となるきっかけづくりを目的として、毎年「全国高校生環境論文TUESカップ」を開催しています。 |
【表彰式・論文発表会】
平成28年11月26日(土)17時00分~18時20分(会場:とりぎん文化会館 第二会議室) 環境大賞、鳥取県知事賞、鳥取市長賞、新日本海新聞社賞を受賞した4作品について、それぞれの作品を発表しました。
【環境大賞】
北海道札幌南高等学校 佐藤 たまお(さとう たまお)さん
題名「3Rを見直す~リサイクルは本当に環境に優しいか~」
エコの原則とされている3R(reduce、reuse、recycle)のうちリサイクルの効果に着目し、実際にリサイクルが環境に優しいのかどうか、環境負荷の面から検証しました。筆者の調査では、新製品を作るより、リサイクル製品を作る方が環境負荷がより大きくなることもあることが分かり、これまでの常識を覆す結果となりました。
【鳥取県知事賞】
岡山県立真庭高等学校 梶岡 怜史(かじおか さとし)さん
題名「お茶のゴミからお茶の希望へ~真庭市富原でのお茶を用いた地域活性化の取り組み~」
家業である茶業の活性化および廃棄される茶葉の有効活用を目指して、茶殻を再利用した和紙や茶殻消臭パックを製造しました。ユーモアも交えながら発表し、会場からは笑いが起こっていました。発表の締めくくりには、「環境問題における次世代のリーダー的存在になりたい」と抱負を語ってくれました。
【鳥取市長賞】
広島県立西条農業高等学校 青木 大亮(あおき だいすけ)さん
題名「耕作放棄地を活用した豚の放牧飼育に関する取り組み」
一般的にはあまりなじみのない「豚」の放牧を耕作放棄地で行い、生産される豚肉の品質の改良、ブランド力の向上を通じた地域活性化に取り組みました。耕作放棄地の維持・管理の課題を解決するだけでなく、商品の開発による地域活性化という2重の成果を上げられたことが評価されました。
【新日本海新聞社賞】
京都市立伏見工業高等学校 青谷 夏野(あおたに なつの)さん
題名「ながら発電~ペルチェ素子を用いた温度差発電~」
中山間地域で今後注目されるべき温度差発電について、実際に装置を製造して効果を検証することに挑戦しました。温度差発電は、大規模な工場などでは一部実用化されているものの一般への普及は叶っていない大変難しい挑戦でしたが、仮説を立て、実際に行動を起こして検証しようとした過程が評価されました。
発表に引き続き、受賞者へ、今井正和 副学長、鳥取県生活環境部 太田裕司 次長、鳥取市 羽場恭一 副市長、新日本海新聞社 徳田真吾 常務取締役 編集制作局長から、賞状・副賞・記念品が贈られ、講評を頂きました。
表彰一覧
表彰 | 論文タイトル | 応募者 氏 名 |
学校区分 | 学校名 |
---|---|---|---|---|
環境大賞 | 3Rを見直す -リサイクルは本当に環境にやさしいか- | 佐藤 たまお | 道立 | 北海道札幌南高等学校 |
鳥取県知事賞 | お茶のゴミからお茶の希望へ ~真庭市富原でのお茶を用いた地域活性化の取り組み~ |
梶岡 怜史 | 県立 | 岡山県立真庭高等学校 |
鳥取市長賞 | 耕作放棄地を活用した豚の放牧飼育に関する取り組み | 青木 大亮 | 県立 | 広島県立西条農業高等学校 |
新日本海新聞社賞 | ながら発電 ペルチェ素子を用いた温度差発電 | 青谷 夏野 | 市立 | 京都市立伏見工業高等学校 |
第13回報告書
第13回報告書(PDFファイル/ 3.42MB)
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