テーマ「身近な環境問題-いまどうする、あなたなら-」
第12回 全国高校生 環境論文TUESカップ
公立鳥取環境大学では、日本全国の高校生が地球環境問題を考え、将来の環境保全及び環境問題解決の担い手となるきっかけづくりを目的として、毎年「全国高校生環境論文TUESカップ」を開催しています。
第12回目となる本年度は「身近な環境問題-いまどうする、あなたなら-」をテーマに、全国52校から526作品の応募をいただきました。これらの作品の中には、従来廃棄物となっていたものを全く別の方法で活用することを提案し、実践しているものや、地域の企業や外部団体等を訪ね情報収集や環境活動に熱心に取り組んだものなど、高校生らしい若さ溢れる斬新な発想や行動力を発揮した作品が多くありました。

これらの中から7点の受賞作品を選出し、平成27年10月31日(土)に鳥取市内で入賞論文の発表会と表彰式を行いました。受賞した生徒達からは、「今後も自ら活動を推進し、後輩達にも活動を継承していきたい。」「他の生徒の発表を見て、色々な視点や切り口での環境活動があることに気づいた。とても刺激になったため、今後も自分の活動の幅を広げていきたい。」などの前向きな発言がありました。
また、当日は、本学の学生も参加しており、学生ISO委員会の瀬尾さんが、環境活動を紹介するとともに、環境学部の榎本さんが、ゼミ活動で行っている魚食普及活動の成果などについて発表し、受賞者の皆さんは、興味深く聞き入っていました。

 

 
受賞者との記念撮影  主催者代表挨拶(三野副学長)

 

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表彰式・論文発表会

平成27年10月31日(土)17時00分~19時00分(会場:鳥取ワシントンホテルプラザ)

環境大賞、鳥取県知事賞、鳥取市長賞、新日本海新聞社賞、佳作を受賞した7作品8名がそれぞれの作品を発表しました。

  【環境大賞】うどんから見た私達の環境問題
      ~うどんペン、うどん糊の開発~

群馬県立大泉高等学校 松丸 穂香(マツマル ホノカ)さん
地域の課題へ着目し、地元の名産品でありながら、食べ残しなどにより、大量の廃棄物にもなっていたうどんを活用して文房具として再生すること提案しました。これら文房具を作成する際には、材料であるうどんの混合比率を実験により導き出し、市販品にも劣らない製品品質を確保することに成功しました。

鳥取県知事賞
  【鳥取県知事賞】真庭版竹取物語
        ~第1章 伐採した竹をエコストーブの燃料に~

岡山県立真庭高等学校 市場 悠暉(イチバ ユウキ)さん
地元の山林で竹が生い茂り、森林環境を悪化させていることに着目。成長が早く、大量に繁茂する竹を有効活用すべく、エコストーブの燃料として活用することを提案しました。竹の燃料力の強さを活かして自ら炊飯を行い、「電化炊飯器では味わえない経験。エコであるだけでなく、何より楽しい」と語りました。

鳥取市長賞
  【鳥取市長賞】私が守るローカル鉄道とグローバル環境
岐阜県立大垣養老高等学校 川添 梨央(カワゾエ リオ)さん
廃線危機となっている地元の鉄道路線の存続に向けた地域活動を紹介。駅を舞台とする高校生朝市やインターネット動画配信により地域の魅力を発信するだけでなく、名産品のひょうたんを使ったイルミネーションイベントによる地域振興にも取り組みました。

新日本海新聞社賞
  【新日本海新聞社賞】環境に配慮した農村地域の発展を目指して
岐阜県立岐阜農林高等学校 鷲見 幸星(スミ コウセイ)さん
水田の生物が暮らす環境の悪化に着目。魚道を整備することにより、水生生物が暮らせる環境を整える取り組みを展開するだけでなく、その水田で収穫されたコメを「生き物を育む水田で育った安心安全な魚道米」として付加価値を付けて販売し、さらなる魚道の普及につなげることを提案しました。

 

【佳作】環境保全型農業をめざした取り組み
    ~地域とつながる環境保全活動~

長崎県立島原農業高等学校 食品加工部 (林田菜緒さん、森田美涼さん)
地域の農園でパッションフルーツのツタが大量に焼却処分されていることに着目し、地球温暖化防止のため、グリーンカーテンの普及推進やツタを利用した再生紙の作成に取り組みました。二人は、「これら小さな取り組みが環境問題の解決に繋がっていくと嬉しい。」と締めくくりました。


佳作
  【佳作】ダンボールコンポストで地球温暖化を考える
兵庫県立長田高等学校 高橋 美沙樹(タカハシ ミサキ)さん
微生物が有機物を分解することを利用したダンボールコンポストの取り組みを紹介。家庭で排出する生ゴミの削減に向けて、3ヶ月にわたって計6つの実験を行い、個人単位での環境問題に取り組むことの大切さを主張しました。

佳作
  【佳作】「野菜くず由来エタノール発酵液による土壌消毒への挑戦」
     ~興陽E3から、興陽E4へ~

群馬県立伊勢崎興陽高等学校 田部井 風華(タベイ フウカ)さん
廃棄物であった野菜くずを原料にしたバイオエタノールに消毒作用があることに着目。環境負荷の小さい消毒液として活用することを提案しました。また、廃棄物をできるだけ生命の循環サイクルに取り込んで処理するべきであると主張しました。

 

発表に引き続き受賞者へ、三野徹 副学長、鳥取県生活環境部 広田一恭 次長、鳥取市 羽場恭一 副市長、新日本海新聞社 森原昌人 参事・論説委員長から、賞状・副賞・記念品が贈られ、講評を頂きました。

>環境大賞(松丸さん) 鳥取県知事賞(市場さん)
環境大賞(松丸さん) 鳥取県知事賞(市場さん)

 

鳥取市長賞(川添さん) 新日本海新聞社賞(鷲見さん)
鳥取市長賞(川添さん) 新日本海新聞社賞(鷲見さん)

 

表彰一覧

賞名 論文タイトル(作品名) 都道
府県
氏名 学年 高校名
環境大賞 うどんから見た私達の環境問題 ~うどんペン、うどん糊の開発~ 群馬県 松丸 穂香 群馬県立大泉高等学校
鳥取県
知事賞
真庭版竹取物語~第1章 伐採した竹をエコストーブの燃料に~ 岡山県 市場 悠暉 岡山県立真庭高等学校
鳥取市長賞 「私が守るローカル鉄道とグローバル環境」 岐阜県 川添 梨央 岐阜県立大垣養老高等学校
新日本海
新聞社賞
環境に配慮した農村地域の発展を目指して 岐阜県 鷲見 幸星 岐阜県立岐阜農林高等学校
佳作 環境保全型農業をめざした取り組み~地域とつながる環境保全活動~ 長崎県 食品加工部 長崎県立島原農業高等学校
佳作 ダンボールコンポストで地球温暖化を考える 兵庫県 高橋 美沙樹 兵庫県立長田高等学校
佳作 「野菜くず由来エタノール発酵液による土壌消毒への挑戦」
~興陽E3から、興陽E4へ~
群馬県 田部井 風華 群馬県立伊勢崎興陽高等学校

 

第12回報告書:テーマ「身近な環境問題-いまどうする、あなたなら-」

アイコン

 

第12回報告書(PDFファイル/ 3.76MB)


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